◇MUDDY WALKERS
機甲艦隊ダイラガーXV(1982) 各話レビュー | ||||
■第48話「第10番惑星突破」 | ||||
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■あらすじ | ||||
第10惑星に接近する地球艦隊、新兵器リモコン機雷が偵察中のラガーマシンを襲い、パティが負傷する。一方ガルベストンでは星の崩壊がますます進みつつあった。 | ||||
■見どころ | ||||
ガルベストンの御前会議で科学長官ゴメスが星の崩壊状況を報告している。最高幹部会議にはカポネーロの他、内務長官テスの姿もある。
ゴメス 「現在、星の崩壊は18%、昨日よりプラス1.5%の、、この所、崩壊率は日増しに加速している。この分だと、あと1ヶ月もあれば、、」
無条件降伏という決定的な言葉を言われても皇帝に解任されないテスに注目、ガルベストンの軍部は強気だが、皇帝は必ずしもそうではないらしい。「移住船」という言葉はガルベストンが戦艦建造などの傍ら、そういった船の建造も進めており、それがテスの管轄にあることを示唆している。が、全住民を乗船させるほどの数は建造できていないようだ。
テス 「テレスに会いたいと? 彼は軍の監視下にあり、私の力はそこまでは及ばん。」
サークの「コルセール帝を倒すために立ち上がった市民のグループ(長い名前だ)」は王宮や行政府内部に内通者を持つが、テスに土下座したサークの言葉で危険を犯して面会した彼らの狙いも明らかになる。かつてドレイクが予見した新生ガルベストン、敗北の後の再生の具体的行動がサークによって動き出す。しかし、星の崩壊までにテレスを救出できなければ、地球との講和もできず、再生もありえず、全ての努力は水泡に帰す。先の御前会議で星の寿命があと一月であることを知っているテスは内務長官としての矜持はともかく、ゲリラに協力せざるを得ない立場に追い込まれる。こうしてテレスの父テスを味方に引き入れ、サークのテレス救出作戦が開始される。
安芸 「もはやこうなったら仕方がない、基地ともども道連れにしてやる!」」 今週の言葉は第10惑星守備隊長、無敵に思えた10番惑星のリモコン機雷だが、実はシンプルな欠点もあった。負傷を押して出撃したパティの協力で合体に成功したダイラガーだが、合体した途端、マシンを追尾していた多数の機雷に吸着されてしまう。しかし、無人兵器の悲しさ、リモコン機雷はバトルアタッカーにも吸着するのだった。ダイラガーに羽交い絞めにされたアタッカーはそのまま機雷原に突っ込まれて機雷漬けにされ、機雷まみれになったダイラガーとアタッカーは死なばもろともと共に基地に突っ込む、突入直前で安芸はアタッカーにダイラガーランサーを突き刺し、破壊されたアタッカーはそのまま基地の司令室に墜落する。守備隊長が爆破ボタンを押す間もなく基地は破壊され、基地の破壊とともにあれほど厄介だったリモコン機雷もダイラガーから剥がれ落ちるのだった。そして10番惑星も下した地球艦隊はいよいよ最後の要衝、ガルベストン絶対防衛線に近づく。 | ||||
■キャラクター紹介 | ||||
前回のガレイはカポネーロのお声掛りがあったが、今回はなかったので結局名前も分からずじまいの不幸な守備隊長。新兵器リモコン機雷を使いラガーメンバーを苦しめ、パティを負傷させたが、主人公安芸マナブの蛮勇で機雷漬けのバトルアタッカーを基地に叩きつけられて爆死する。普通は機雷が爆発していればパティは死んでいたはずだが、ラガーマシンは超合金でできていて、彼の想像を超える耐久力を持っていたことが誤算であった。 | ||||
■今週のバトルアタッカー(50秒) | ||||
10番惑星のバトルアタッカーは胸のビーム砲が六連装であること以外はこれといって特徴のない機体である。ガルベストンのアタッカーは以前の運動性重視型から、また元の重甲型に回帰しているようであり、この機体にもソードなどは搭載されていない。戦闘時間は比較的長いが、それはパティが負傷していて合体の時間がやや長くなったことと、機雷原での組みつ解れつのプロレス戦が影響している。隙を見たダイラガーにダイラガーランサーを突き刺され、操縦不能のまま基地に墜落して爆発した。 | ||||
■ガルベストンの決戦兵器 | ||||
地球の無人アタッカー、ピラニアーをモデルにガルベストンで開発された巡航ミサイル。基地から所定の位置まで移動して、基地からの活動開始のシグナルを受けて自動的に目標を攻撃する。ステルス性があり、当初攻撃を受けた時、地球艦隊は何から攻撃されているのか理解できなかった。アシモフ・伊勢の偏光サーチライト作戦で壊滅する。
第10番惑星に配備されていた自動追尾型の機雷兵器、機雷といってもその移動範囲は宇宙空間に海中と幅広く、基地からの爆破ボタンで爆発する。ラガーマシンの1機、パティマシンに吸着して爆発し、そのしつこさは対戦したラガーチームを大いに苦しめた。 | ||||
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