Mobilesuit Gundam Magnificent Theaters 2005.

An another tale of Zeta・・・INTERVIEW


(インタビュー 2021/8/21)




機動戦士Zガンダム ハヤト・コバヤシさん
※本作の記述とは関係ありません。




はじめに

ハヤト: 皆さんこんにちは、カラバのハヤト・コバヤシです。ATZのインタビュアーを務めています。

小林: 作者の小林昭人です。



1.アフガン情勢(がんばれ中国)



小林: バイデンはずいぶん叩かれているけど、叩かれているのは撤退したことではなく、撤退の仕方があまりにみっともなかったことだそうだ。いや、私もひどいと思うよ。しかし、腕利きのアナリストの助言でもなければ、一昨年まで選挙はちゃんと行われていたんだし、政府がああもあっけなく信任を失うとは思わなかったとしても無理ないな。

ハヤト: 誰の言葉でしたっけ、正論ってのは何を言ったかではなく、誰が言ったかが重要だと。バイデンさんのスタッフは副大統領のハリス女史を始めとして若い有能なブレーンと聞いています。間違いがあったのは彼らの方でしょう。

小林: 構図もおおよそ見えてきたな。やっぱり台本を書いたのは中国で、こんな感じらしい。

① アメリカ軍の撤退に合わせタリバン一斉蜂起、政権奪還(2021~22)。
② 国連安保に上程、中国を中心に平和維持軍、総選挙の実施(2022~23)。
③ パキスタンを通じ一帯一路をアフガニスタンに延長。パシュトゥーン人勢力を通じインドを牽制(2023~2030)。
④ 鉱山及び石油利権の確保、インフラ産業投資(2020~2030)。
⑤ 一帯一路をインド、イランに延伸。�汎ユーラシア経済圏を構築(2030~2040)。


ハヤト: やや危うい戦略という気もしますね。ロシアを外したことと、汎ユーラシアは良いとしてパキスタンに頼りすぎな気がします。パキスタンは米国とも仲の良い国でしょう? 国連安保にしてもアメリカ次第で中国一国で多すぎる派遣は警戒心を呼ぶでしょうね。それとインドがどう動くかというのはありますよ。

小林: だからそういう戦略上の難点は「百年河清を俟つ」で、お得意の気長外交で行くわけだ。国連軍を早々に動かすとなると、残虐行為はいくぶん止まる可能性はある。タリバンとしても中国の心証は悪くしたくない。それにアフガンへの再派兵は西側諸国にはアレルギーが強い。

ハヤト: それにしてもですねえ、全部同じパターンじゃありませんか、イラクにしてもこのアフガンにしてもミャンマーも含みますかね。この20年間アメリカが関わった国はみんなロクなことがない。

小林: 強権的な政権を倒すまではやるんだが、その後の支援が無定見バラバラで、最近読んだ本にこんなのがあったんだが。太平天国の乱の話だが。あの時代なので勢いの良かった洪秀全の所にはヨーロッパから色々な使節が来た。が、折り合いが付かなかったのが宗教で。太平天国はニセキリスト教だからな。で、各国使節の対応。

<太平天国の乱>
①フランス・・・聖書の該当箇所を指摘して教義の誤りを指摘した。<決裂>
②イギリス・・・海軍力や文化の優越を自慢した。<決裂>
③アメリカ・・・交渉になる前に喧嘩で掴み合い。<決裂>


ハヤト: 日本でも、、こんな感じでしたかね。アメリカ外交下手だと思います。最終的にはイギリスとフランスが討伐軍を組織して殲滅したんですがね。清国の応援だったんですが、イギリスではこの介入は失敗と総括されています。フランスの方は分かりませんね。アメリカは完全に蚊帳の外でした。

小林: 孤立主義(モンロー主義)が影響しているというんだ。介入するにしても国家再建まではやらない。防衛の提供だけという建前でずっと来ている。再建まで必要な場合はNATO諸国とか日本に応援を頼む。そうでないと有権者を説得できないというのだが。

ハヤト: でも、日本の場合は憲法まで書いてましたよ。

小林: あれはマッカーサーという太平洋総軍司令官の個性が非常に強く、例外だったと思うべきだろう。


2.メンタリストDaiGo暴言問題



小林: いやあ、炎上ユーチューバーとはいえ聴かずに批判するのはフェアじゃないからさ、適当に話題選んで聞いてみたが。不細工な顔見たくないからラジオみたいにお付き合い2本30分、下のだけどな、いやああ、、ちょっとねえ、、

 

ハヤト: アナタ資生堂の廻し者ですか。

小林: いやだってさ、他のは「〇〇のモテ方」とか、「ダメ人間の思考法」みたいな主観入るようなのバッカじゃない。上のなら化学だから、私でもホンモノかニセモノか分かる。一応センター試験は化学と物理で190点稼いだからな。

ハヤト: 文科系のくせに理科と数学で半分以上稼いでたのは知ってますよ。ま、アナタの結論は聞かなくても分かります。真っ赤なニセモノということで。

小林: 良くこれに皆さん騙されるなあと。実はこのメンタリストの語りってすごい早口でとりとめがないので本職心理学者も何が悪いか書くのに困っていたようなんだ。化学だったら楽だからな。

「効くスキンケア」・・・ココナッツ油の成分、日焼け止めクリームの原理について知らないことは分かった。
「やばい石けん」・・・界面活性剤(化学のカルボン酸)についてほとんど勉強してないことは分かった。


ハヤト: これじゃセンター試験も通るかどうか、、、

小林: 基礎学力相当ないんじゃないかと、日焼け止めクリームというのは要するに白粉なんだ。クリームに含まれる細粒が紫外線にあたって壊れてくれ、それで真皮を守るものだ。酸化チタンみたいに壊れずに散乱させるものもある。これは顔料だな、あと、粉感を抑えたい場合はレチノール脂肪酸エステルも使う、エステルは高校化学読みゃバカでも分かる

ハヤト: AADとかFDAとかやたらと横文字の団体名を引き合いに出すのもありますね、しかし、論文など具体的に特定できるような言い方はしてません。アナタに言わせれば日本で十分手に入る情報とか。

小林: 石けんの方はほとんど石けんの話はしてなくて、手洗い用薬用石鹸のトリクロサンの話ばっかだったな。薬用石鹸で体洗おうとは思わんし、だいたい私カオルさんから石けん買っているから「薬用ミューズ」とか「植物物語」なんか使わんし。で、メンタリスト御用達の高い幼児用ボディシャンプー、石けんだけが良いという割には色々入っているよりは、良い物使っているよ。それにあれ、シャンプーじゃないんだ

 メンタリスト御用達幼児用ボディシャンプー

Azadirachta indica(ニーム)葉+水性エキス、メリッサオフィシャリス(レモンバーム)水性抽出物、デシルグルコシド、サポニードブチロスペルマムパーキイシア)バターとココスの核果(ココナッツ)油、ラバンデュラハイブリッド(ラベンダー)油、シトラスリモヌム(レモン)抽出物、塩化ナトリウムフェア·フォー·ライフ·フェア·トレード認定成分

小林: まあ、良心的に配合順に入っているとするとだな、洗浄剤と言えるのは中性界面活性剤のデシルグルコシドくらいで、そんなに強いものではなく普通は陽イオン/陰イオン界面活性剤の補助剤として使われるものだ。「幼児用」って書いてあるでしょ、幼児は刺激性のあるものダメだから弱い洗剤で有害成分のないものでなきゃいけない。他に洗剤入っていないのだから、超敏感肌用と言っても良い。

ハヤト: つまり、シャンプーとしてはあまり役に立たないと。

小林: 役に立たないことはないが、変な自信で勧めるほどでもないな。見てて気づいたでしょ、DaiGoはすごい肌弱いじゃない。変な療法で皮脂腺が詰まっておかしくなっている上に、乾燥肌で肌トラブルは普通よりだいぶ多いと思うよ。

 肌トラブルに悩んでいそうなメンタリスト

ハヤト: だから幼児用製品を使っていると。

小林: いや、まだ今のうちなら良いんだ、これが40過ぎるとガッタガタ、今までの不摂生がモロに顔に出てくる。皮膚科通院は日課になるだろう。ジロー山口くらいの歳になると、あれも相当だがな、あのヒヒ男の5倍くらいのあばた面になり、老化もはるかに進む、人前に出れる顔じゃたぶんなくなる。

 これの5倍くらいまずい顔になる

ハヤト: マア、要するに彼の知識はデタラメということですね。むしろ有害ですらある。

小林: トネ・コーケンもひどいと思ったが、上には上がいるということだ。


閑話休題

ハヤト: それにしても、コロナもありますが、気の滅入る話が続きますねえ。

小林: ワクチン接種が進んでいることもあるが、気分の悪い話は聞かない見ないというのがあるようで、フジフェスだったっけ、ECMO付けて悶え苦しんでるのが千人もいるのにだな、この国はメンタリストばっかなのか。



ハヤト: そのメンタリストなんですがね、元はアメリカのテレビドラマ(刑事物)だそうです。で、化学落第のメンタリストさんの方はウチで扱うような話はやってないんですかね、アフガンとか。

 

小林: この辺は誰かが取り上げていたな。対人関係あまり整理とか捨てるとか言わないほうが良いよね。「関わると心が病む」はオマエだろうと。

ハヤト: 参照数もかなりのものですし、若い人が多いと思いますが、影響力はあるようですね。

小林: 余裕がないんだろうな、こういう自縛系のアドバイスが人気というのは。ちゃんとした大人に相談できるなら、この程度のデマゴーグに惑わされないじゃない。

ハヤト: それにですね、彼の場合は番組の影響からか、結論を先に出してしまう問題がありますね。実際に頭が良いとか柔軟性があるというのは、最初の目論見が外れた場合に次の手を打つ、素早く修正できるかどうかです。



小林: 簡単な表を書いてみたんだがな、石けんの話だから1個100円の石けんを隔日で5個買う話で考えると、仲良くなるに越したことはないが実はメンタリスト流がいちばん損するような気がするな。

ハヤト: 機会費用と言うんですかね、マア、小林商店で石けんを購入した場合、最初はサービスというのはどれも同じですね、ですが、2回目の購入でアナタに悪印象を持ちまして、「こいつヤバイやつ」と次から別の店で買う場合ですね。

小林: 思ってくれるのは勝手だが、その場合、他の店を探すコスト新たに関係を構築するコストが掛かるな。で、小林商店はその後3割引のバーゲンを1回やって、気に入った客には以降は2割引きで売ることとし、常連はそのまま定価で売ったと。バーゲン情報とかはLINEで通知している。メンタリストはこちらも気分悪いので「二度と来るな」と塩撒いておく。つまり、メンタリストは以降は小林商店では買えない。LINEももちろんない。

ハヤト: 普通はこういう費用は会計に計上しませんからね。アジの開きを買うスーパーが100m先でも1km先でも家計簿には「アジ開き:298円」と記帳するはずです。ま、上の例では関係を継続した方がデメリットは小さいわけです。

小林: 会計に計上しないということは、普通の会計学では教えないということだ。つまり、大学の先生にはこういう費用は全く分からない。が、我々は経験上知っているな。

ハヤト: ま、常識的に考えてメンタリスト君に「切られた」側が以降彼にメリットを与えることはないでしょう。そのデメリットを迂回してなおメリットがあるなら話は別ですが、あえて敵を作る必要もないともいえますね。

小林: ハッキリ言って害しかないじゃない。

ハヤト: では、今回はここまで。