Mobilesuit Gundam Magnificent Theaters 2005.
An another tale of Zeta・・・INTERVIEW
(インタビュー 2016/08/21)
機動戦士Zガンダム ハヤト・コバヤシさん
※本作の記述とは関係ありません。
はじめに
ハヤト: こんにちは、カラバのハヤト・コバヤシです。ATZのインタビュアーを務めています。
小林: 作者の小林昭人です。
1.お詫びと訂正
ハヤト: 前回のインタビュー(キャラクターの空気感1~3)なんですが、飛田カオルさんからちょっとクレームが来まして、、
1.逆シャアには使えるキャラがいない・・・チェーンがいる。
2.J・Pモルガンの妻はモルガンお雪で日本人・・・実はカオルさんも間違いでお雪が結婚したのはモルガンの甥。
3.ハマーンはポセイダル・・・ハマーンのモデルはミンキーモモ。
4.ガンダム小説版・・・ハヤトは小説版で死んでいるので、そもそもZで継承すべき人格がない。
小林: 1は痛いよね。三部はマシュマーとチェーンの不倫がテーマの一つだから。2は知らなかったし、3は上に絵あるけど、そうだろうと思うよ。
ハヤト: 4はひどいですよ。それであんな粗暴な性格だったのかと。
Zのハヤトはすぐに手が出る粗暴な性格(右はファースト)
小林: 死んでるんじゃしゃあないわな(>小説版)。
ハヤト: そうですよ、マア、私は色々な場所で何度も殺されてるんですがね。マ・クベほどじゃないですが。
小林: 典型的なモブキャラだからな。
2.すり替え疑惑
ハヤト: しかしまあ、、これは昔の雑誌の切り抜きなんですがね。月刊OUTの1985年6月号です。
小林: サイトが古いと何かと便利だな。
ハヤト: ゼータもダイラガーも特集記事持ってますからね。ですが、言いたいことはそれじゃなく、マア、私も気づいてなかったんですがね。この記事はZガンダム放映三ヶ月後なんですよ。少しおかしいと思いません?
小林: レビューを見て欲しいが、実はこの頃まだハヤトさん登場してないんだ。ハヤトさん初登場は12話だからね。この記事の時点だと最新と言っても10話でカミーユがファと再会したあたりだろ? カツの挿絵があることは不思議じゃない。早い時期から設定画が公開されていたから。
ハヤト: そうなんですよ、でも、見てください。まだ登場してもいないのに私はもう死んだことにされているんですよ。
小林: ハヤトさんとセイラとカツは早死にというのは、この時点じゃ断言できないはずだ。
ハヤト: で、先のインタビューを思い出したんですがね。飛田説のようにZガンダムはすり替えられた小説版がベースという説は、実は雑誌サイドでは早くから認識されていたのではないかと。
小林: すでに死んでるんだから、もう一回殺してもバチは当たらないわな。
ハヤト: 実際に死ぬのはZZなんですがね。セイラだって小説版のラストじゃ海に向かって走ってくんですから、入水自殺という見方もできるでしょ。アムロもハヤトさんも死んで、シャアはいますが裏切り仮面で、アルティシア行き場ありませんから。
小林: この特集が出たのはさ、放映三ヶ月後でしょ。話はかったるいし無駄に暗いしで、「これはちょっと違うんじゃないか」という批判が視聴者サイドから出始めた頃だな。
小林: で、これは前に取り上げた二次創作作家の掲示板における私に対する悪口だが、私の指摘の方が的確なんだよ。ヲタクしか見ない視聴率1%以下の鉄血とかならともかく、ファーストの後継作であんな稚拙な展開やると三ヶ月経つともう上みたいになるんだよ。台詞読み上げるだけで一時間のようなつまらん二次創作書いている連中には分からんだろうがな。
ハヤト: 制作サイドは信用できないということで、ま、仰る通りイベントがありませんから、話題を提供できていないというのがあったんですが、独自企画なんて提案してきますよね。
小林: 作風への疑問は早くからあったよね、それで監督の富野喜幸に批判が集中していた。10~12話の時点で、このまま進めてもマトモな展開になりそうにないことがハッキリしてきたからさ。少なくともファーストみたいな感じにはならないことは分かってきた。
最初の強化人間ロザミア、支離滅裂な言動で視聴者は唖然
ハヤト: その答えがサイコガンダムと強化人間だったんですね、、ここまで視聴者を裏切られると、、、
小林: 一応、上の特集記事読むと、どうも小説版が下書きらしい(>冗談じゃない)というのと、それでも「主役はアムロとシャア」という古いフォーマットが垣間見えるので、受け取る側も混乱していた様子はあるわな。
ハヤト: 小説版ガンダムをベースに続編を書くということは、当時でも許容できる話ですか?
小林: ガンダムの場合、他と違って放映作品と小説版の内容が違うというのはお約束で、どちらにプライオリティを置くかといえば、それは放映作品に決まっている。先行する作品をきちんと解釈して、ちゃんとした続編を作って欲しいがファンの大方で、富野の小説版なんかカオルさんの指摘通りセクハラ小説で、誰もこれでやってくれなんて思ってなかったはずだ。でも、雑誌サイドの人はどうも気づいていたんだねえ、、これじゃまずいと。
閑話休題
ハヤト: 今日は早めに切り上げます。で、小林さん、SUGIMOさんの作品に目を通したとか。
小林: 最初のマリーダには目が点になったが、気を取り直して読んでみたら結構面白かったよ、140~142話までまとめて読んでしまった。読んでいるうちに4編の展開も思い出したしな。それにしてもガザCしつこかったな。4年前に書かれていたんだ。だったらもっと早く読んでやるべきだったな。遅かったよ。
ハヤト: ラムダがハンバーガーが好物といういうのも久しぶりに読んだと言ってましたね。
小林: この人にウチみたいな展開を期待しちゃいけないが、普通のガンダム作品の創作小説として読むと、実はこちらの方が普通だ。ヤマト零なんかと似た感じだな。普通はこのくらいで良いよ、ただ、普通じゃないのはどちらも実は二次創作じゃないんだ。ウチと同じでね。
ハヤト: 当の本人たちが同人小説と言ってますよ?
ガンダムZZ・プルツー
小林: プルツーはZZのラストで死んでるし、成長したプルは実は誰も描いてない。ウチは乳酸菌飲料の名前だしな、それにカイメデなんて小惑星とその周辺世界は完全にオリジナルで、そんなのは原作のどこにもない。つまり、プルツーはそれはZZのキャラだけど、主要なキャラのほとんどはオリジナルで、展開もオリジナルで原作依存度が低い。これはもう別の作品としてそれ自体で推進力のある作品と見るべきだよ。
ハヤト: 「らしい」とも思うんですよ、だって小林さん、福井の小説読んで下みたいにコメントしたでしょ?
>あのくらいの身体機能があったなら、行き先は孤児院だったにしても、あの歳になれば娼婦じゃなく、「サーカスの踊り子」とか「女消防士」でもしている方がずっとらしいんだがな(>マリーダ)。
小林: 普通はそういう解釈だ、何でも富野の真似したがる福井晴敏がおかしいだけで、あと、私も間違いに気づいた。
5.ターンAの小説・・・書いたのは富野じゃなく福井晴敏
ハヤト: 確かキエルとハリーが密通するんでしたっけ、悲惨な殺され方のキャラもお約束で。
小林: ま、ガンダムの小説は冗談(富野の精神錯乱)というのが昔からだから。まともに取り合うのはバカ。キエルもハリーもそんなキャラじゃないよ。
ハヤト: まあ、この人たちがコミケに出向いて自分の作品を売っている光景は想像できないものがありますね。どちらもHTMLから自分で打ってます。
小林: コミケなんて原作のキャラを版権に触れないように故意にデフォルメして醜くして、書いた本人も書いたら忘れてるようなメアリー・スー丸出しの稚拙な作品書いて、それで欲望しか目当てのないヲタクに少数売りつけるイベントだろ。この人たち、そんなんじゃないよ。
ハヤト: 作品解釈は信用できるということですね。
小林: そういうこと、SUGIMOさんは福井晴敏よりプルツーの本来の姿を描いているんだから、もっと自信持って良いよ。誰がどう見たって、常識で考えたって、プルみたいに利発で運動神経抜群な子に娼婦はないよ。
ハヤト: マリーダ・クルスを出してしまったのはキャラ選別の基準がウチとは異なっていることもありますね。
小林: それじゃ、今回はここまで。