◇MUDDY WALKERS
機甲艦隊ダイラガーXV(1982) 各話レビュー | ||||
■第37話「消えたクウ・ラガー」 | ||||
| ||||
■あらすじ | ||||
惑星Jを探査中のクウラガーチームは集落を発見後、突然謎の牽引ビームに引きこまれて沼に引きずり込まれる。地表の集落とは対照的な超近代的な湖底都市では謎の人々が捕獲した彼らを調べようとしていた。 | ||||
■見どころ「見給え、ガルベストン本星から送られてきた緊急資料だ」、前回の先史惑星の戦いでローチャー封じに成功したテレス司令、先の敗北で従順になった彼らを呼び集めてスライド講義を始めます。講師ソクラット・テレス、テーマは「ガルベストンの危機と現状」。 テレス 「バン・アレン帯の破壊による紫外線の影響がますます激しくなり、ついに地表に変化が現れてきた。もう一刻の猶予はなくなった。早く可住惑星を発見しなければならない。」 いくら何でもこれを見せられれば改心するだろうとテレスは荒廃した本星のスライドを見せます。大人しげな彼らの様子を見て、彼は地球艦隊に話題を振ります。 テレス 「しかし、このまま地球艦隊を放置しておいたら、我々の活動に大きな支障を来すことになる。」 「地球」の言葉を聞き、すかさず挙手したローチャーは5人組の紅一点、エンマに振り向きます。
ローチャー 「エンマ隊長、直ちに出撃しろ!」 顔を歪めるテレスを置いて、エンマはさっさと出撃していきます。第2ラウンドはローチャーの勝ち。「神よ、可住惑星の発見と地球艦隊の阻止という、この2つの戦いに勝たせてくれ、、」、心配顔のサークを横に、司令は頭を抱えてエンマ艦隊の出撃を見送ります。
| ||||
■キャラクター紹介 | ||||
ローチャー5人組の一人で、ガルベストンには珍しい女性の隊長クラスの将校(タカ)、エンマ艦隊を率いており、5人組の中でもジャクソンに次ぐナンバー2である。率先垂範をモットーとしており、女性でありながら危険な探査任務でも先頭に立って行動するガルベストン軍人の鑑のような士官だが、それは男性社会ガルベストンで彼女が自分に課したルールだった。艦隊では先任のローチャーよりも兵士に信頼されており、エンマ艦隊は副官サムスを初めとする彼女の崇拝者の集団である。58番惑星で搭乗機の操縦を誤って負傷し、ラガーガードの捕虜になるが、脱走して伊勢やラガーガードと対決する。男性社会で活躍する有能なキャリア女性といった印象のエンマだが、彼女自身は自分を一ガルベストン兵士と規定しており、その主義に殉じる道を選んだ。ローチャーの部下にしては珍しく、テレスの副官サークとは女性同士でウマが合ったようである。 惑星Jの集落の長で、惑星Kからの移住者。安芸を捕らえて取り調べる。惑星K時代の記憶があることから、移住からの年数は不明だが、移住者の最初の一群の生き残りと思われる。長老的な外見に似合わず高度な科学装置を使いこなし、また、惑星J以外の他の惑星に移住したグループとネットワークを持つ。科学が銀河を破壊しない時代を作るため、地球艦隊の訪問を仲間に知らせ、支援を呼び掛ける。 | ||||
■今週のバトルアタッカー(2分50秒) | ||||
エンマ隊のバトルアタッカー1号は武闘派のエンマの配下らしく高性能でしかも操縦者の技量も確かな優秀なアタッカーである。惑星Jの自然が足枷になったとはいえ、ビーム戦でも格闘戦でもソード戦でもダイラガーに対して優位を見せつけ、惑星Kの超文明の妨害が無ければ危うくダイラガーを撃破寸前まで追い込んだ。ソードでダイラガーを一刀両断する所をクウラガーを緊縛した牽引ビームに絡め取られ、身動きができなくなった所を斬りつけられてラガーソードの刀の錆となった。が、ほぼガチで2分50秒もの間ダイラガー相手に奮戦したのは歴代バトルマシン・バトルアタッカー最長である。
「ハハハハ! そんなビーム攻撃など、蚊に刺されたほどにも感じぬわ! これでも喰らえ! ええいっ!」 安芸 「この星の自然はダイラガーが守ってやる!」 「小癪な奴め! 喰らえーっ!」 安芸 「許さない! 自然を破壊することは許さない!」 「なんて奴だ! ええい! 容赦をするな!」 安芸 「勝った、、反重力ジャンプだ!」 「うおおっ! うおーっ! 何をする気だ!」 安芸 「ここまで来たらもう遠慮はしない!」 「うわっ!」 安芸 「ダイラガーソード!」 「ビーム剣で対抗しろ!」 安芸 「おわっ!」 「死ねえっ!」 安芸 「今だ!」 「おっ! おわああああーっ!」 | ||||
MUDDY WALKERS◇