◇MUDDY WALKERS
恋愛プロファイリング
■レコア・ロンド Reccoa Londe
生年月日/UC0064 23歳
出生地/月
職歴・軍歴/一年戦争時は反ジオンのゲリラ活動をしていた。地球連邦軍を経て、エゥーゴに参画。
階級は少尉。モビルスーツ・パイロットに加えて諜報活動も行った。
その後、クワトロ・バジーナに愛想を尽かしてティターンズに寝返り、シロッコの女になる。
主な搭乗機/メタス、メッサーラ、パラス・アテネ
趣味・特技/観葉植物、サボテンの栽培
男性関係係/なんかようわからんけど付き合ってたっぽい? …クワトロ・バジーナ
ヒモ男 …パプテマス・シロッコ
クワトロがノースリーブの軍服を着て、二の腕を見せつけたりするなろ(あれなら、時には脇毛も見えたに違いない)むさくるしいことこの上ないエゥーゴの中にあって、あでやかに花開いた大輪のバラのような存在、それがレコア・ロンドです。いやむしろ、蜜を求めて花から花へと舞い踊るハチといった方がいいかもしれません。ハチが花の香りに引き寄せられてくるように、彼女はイケメンの放つ男のフェロモンに惹かれてやってくる。そんな印象ではなかったでしょうか。
とはいえ、元はといえば一年戦争で両親を亡くし、若くしてゲリラ活動に身を投じてきた女戦士。ただの男好きとは、ひと味もふた味も違うのです。危険を顧みず、というより自ら好んで危険に身をさらしていたような節さえ感じられる、そんなところがありました。戦場でもルージュを欠かさない、そんな女らしさとは裏腹の大胆な行動力。そんなアンバランスさこそが、彼女の魅力といえるでしょう。
しかし、女が自ら危険に身をさらすというのは、ただごとではありません。その裏に、実は彼女の願望が隠されているのです。それは、危険な目に遭うことで、自分の女としての弱さと危うさをアピールし、タフな男の腕の中に引き止められて守られたい、という思いです。あるいはそこには、彼女の過去が関係しているのかもしれません。一年戦争時、両親を亡くし、自らの身を守るために戦わねばならなかった彼女は、自分を守ってくれなかった男たちに深い失望を覚えているのでしょう。女らしさと、危険に飛び込む大胆さ。彼女のアンバランスさは、複雑な内面の現れなのかもしれません。
話は変わりますが、「新世紀エヴァンゲリオン」の綾波レイは、なにゆえ人気があるのでしょうか。それは、彼女が初登場時、包帯をしていたからです! さかのぼれば「宇宙戦艦ヤマト」でも、包帯姿の古代進は女子のハートをわしづかみにしていました。一体、なぜでしょうか。包帯にはどんな魔力があるのでしょうか。それは、絶大なる視覚効果なのです。私はがんばって、傷ついて、助けと癒しが必要で…と、見る人に無言のうちに多くを語りかけているのです。しかし、彼女はそんなふうに、わかりやすく自分の傷や弱さを見せてしまう女ではありません。自分自身の心をしっかり武装しつつ、相手の男がその武装に気付き、武装を解いてくれるのを待っているのです。しかし、そういう女の「本音」を見抜くのが、男というのはとても苦手。言葉の裏を探ることをしないで表面的なコミュニケーションで取り繕っていると、「この男はダメだ」と彼女の方から見切りをつけられてしまいます。クワトロさんが、そうでした。逆に「この男は私の心に触れてくれる」と思ったら、自ら武装解除してでも飛び込んでいくのが、彼女です。
彼女は、クワトロに見切りをつけてシロッコの元へと走りました。クワトロといえば、17歳のカミーユに「修正してやる」と殴られたあげく「これが若さか…」と涙目になっていた、結構な情けなさをさらけだしていましたね。この頃の彼は、野心家で自分のことだけ考えていればよかったシャア・アズナブル時代とは打って変わって、厄介な組織を率いる中間管理職的な立場に立たされていっぱいいっぱいになっていたように思われます。とても、一人の女性の心の内に思いを馳せるような余裕はなかったでしょう。一方のシロッコはどうでしょうか。彼のことを上で「ヒモ男」と書きましたが、ヒモというのは、自分は何もしないで女性に貢がせる男のことです。彼は、「女性による世界統治」などという壮大な計画を提唱していましたが、それこそ、彼自身のヒモ化宣言といえるのではないでしょうか。しかし、ヒモ男は、女たちから愛されています。言葉で彼女たちの自尊心その他もろもろを満足させているからです。
レコアは「癒し」を求める女でした。もしあなたが、彼女が欲するような甘く、切ない愛の言葉を臆面もなく口にすることができるなら、彼女は自ら捨て身の覚悟で、あなたの懐に飛び込んでくるでしょう。ただ、そのためには彼女より「タフ」でなければいけませんけどね。
MUDDY WALKERS◇