MUDDY WALKERS 

ネイビー・シールズ NAVY SEALS

ネイビー・シールズ 1990年 アメリカ 113分

監督ルイス・ティーグ
脚本
チャック・ファーラー
ゲイリー・ゴールドマン

出演チャーリー・シーン
マイケル・ビーン
ジョアンヌ・ウォーリー=キルマー ほか

スト−リ−

  中東で拉致された海軍パイロットの奪還に端を発し、奪われたスティンガー・ミサイルを追ってテロリストと対決する、米海軍特殊部隊SEALSの活躍を描いたアクション映画。

レビュー

 アメリカ海軍の特殊部隊「SEALs」の活躍を描く戦闘アクション映画。いわゆる「何も考えずに楽しめる」娯楽映画の典型である。アメリカ海軍のプロモーション的な役割を果たしている点は80年代の大ヒット作「トップガン」と同じだが、冷戦終結後の90年に製作された映画では、「テロの時代」を予見するかのように、戦う相手がイスラム原理主義者率いるテロリスト集団になっているのが面白い。
 主演はチャーリー・シーンとマイケル・ビーン。マイケル・ビーン演じるジェームズ・カラン大尉がチームリーダー、そしてチャーリー・シーン演じるホーキンスがサブリーダー。キャラクター的にはマイケル・ビーンが知性と哀愁を、そしてチャーリー・シーンが熱血とお笑いを担当している。「ターミネーター」「エイリアン2」でいずれも兵士役を演じたマイケル・ビーンは“哀愁の未来戦士”の異名を持つだけあってさすがにうまい。銃弾が飛び交うノンストップ・アクションであまり女性向きの映画とはいえないが、マイケル・ビーンのファンにとっては見どころ満載。特にチームメイトで親友のグラハムを亡くした後、泣きはらした目で夜の海を見つめるシーンはぐっとくる。一方のチャーリー・シーン。こういう映画で彼にああいう熱血漢をやらせたらアカンやろ。彼が出てくる場面だけ「ホット・ショット」みたいになってたよ。

評点 ★★★

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