Mobilesuit Gundam Magnificent Theaters 2005.
An another tale of Zeta・・・INTERVIEW
(インタビュー 2021/7/09)
機動戦士Zガンダム ハヤト・コバヤシさん
※本作の記述とは関係ありません。
はじめに
ハヤト: 皆さんこんにちは、カラバのハヤト・コバヤシです。ATZのインタビュアーを務めています。
小林: 作者の小林昭人です。
1.アニメ「スーパーカブ」12話ツーリング(2)
①普通のコース、②アニメ版、③原作、④マンガ版
小林: 見ての通り、大津に行くなら必ずしも名古屋を通過する必要はない(コース①)が、原作でも特に名古屋を入れているのは大都市でないとネカフェがないからだな。
ハヤト: やはり④ルートの奇っ怪さが際立ってますね。ですが帰帆南橋を北上するのは伊賀から大津に入るルートしかありませんからね。大津で買い物して戻ってきたなら別ですが。しかも翌日また大津に戻るんですよ。目の前に琵琶湖大橋あるのに。
マンガ版のホテルの目の前は琵琶湖大橋(通行料10円)
小林: 小説にも「駅前のビジネスホテル(238p)」とあるのだがな。
<2日目>
よげんの書(アマゾンレビューより)
①大津湖岸の公園
大津湖岸なぎさ公園(市民プラザ)
小林: こりゃ、マンガもアニメも同じ場所だわな。
ハヤト: 小説の方もカブオーナーのミーティングが開催される「らしい」ですが、実はこのミーティングは京都の梅小路公園が定場所で、2017年は公園が改修中だったので琵琶湖畔にしたらしいです。その後も京都市から断られているので、以降は大津市で開催しているみたいですね。
小林: 人身傷害や差し迫った危険がなければ普通は許可されるはずだ。それが降りないということは京都でなにかやらかしたな。
ハヤト: カフェカブのリンクにもトネ氏の小説がありますので、大津にこだわる理由は京都市役所への当てこすりと、カブイベントのPRです。
②ナゾの敦賀巡り~トンデモ海岸コース
白鬚神社
小林: 何でこういうルート(下図右)になるかさっぱり分からんな。
ハヤト: ええ、琵琶湖岸を走りたいだけなら高島までで十分です。敦賀で昼食にしても着くの早すぎますしね。
アッサリ通過しているが実はすごいグネグネ道
小林: 中国地方に入ってもこんな道か、こりゃ平均40キロもムリだな。通ったことあるから。
マンガは鳥取砂丘を見学、アニメは寄り道して通過(国道からは見えない)
ハヤト: 大津から鳥取までは普通に行けば200キロですが、迂回が災いして330キロになります。
海辺にこだわったので140km→200kmになる。
小林: いや、好んで海岸沿いを走っているから60キロプラスして380キロだよ。うち舞鶴から200キロは平均40kmも出せないカーブで、平均車速30キロ少々で6時間、舞鶴まで5時間で、鳥取まで11時間だよ。砂丘の見学なんて無理無理。
③深夜営業魚市場
ハヤト: ところがさらに100キロ以上走って境港まで行くんです。
小林: 長距離ドライブの経験あると分かるんだが、疲労が累積するとスピードが落ちていくんだよね。いずれにせよ、こういう走り方では米子到着は夜明け前に出ても日没後になる。風車のあたり(大栄東伯)ではもう真っ暗なはずだよ。山陰道(無料区間)を使わない鳥取横断は3時間、おそらく4時間かかるはずだよ。
ハヤト: 境港到着は夜の9時ですね。
夕方にこの絵はない
小林: これもありえない絵で、鮮魚センターは閉まるの早いんだ。閉業間際に鮮魚を並べたって誰が買うっていうんだ。
④二泊目は簡泊
ハヤト: モデルになったおさかなセンターは5時閉店です。ま、アニメですから、ここでカニを買って旅館で調理したんですよね。
小林: 情報の少なさから見て、これは旅館というより簡易宿泊所だろう。工事関係者とか期間労働者が宿泊するあれ。
ハヤト: そういう所をあえて選ぶメリットとは?
小林: 飛び込みでも部屋が空いていれば宿泊でき、食事も出す所かな。でも汚いし、雰囲気悪いし、便所も風呂も狭くて汚い。こんな所に泊めたら椎ちゃん人格やられちゃうよ。
ハヤト: 時間も夜9時過ぎだとすると周囲の銭湯もやっていません。あと、部屋のコンロ使用は問題ないんですかね?
小林: ガラの悪い客が多いから、それは問題ない。
お小言コーナー
夜明け(大津市)と境港さかなセンター(米子市)
ハヤト: 我々の試算だとこのツーリングは無理が多すぎなんですが、アニメでは「おさかなセンター」の閉業前に着いてます。総走行距離は推定で490キロ。描写から推定しますと、大津市の3月中旬の日の出は6時15分ですので、左の絵から時刻を推定すると、なぎさ公園は朝の7時半、境港到着は午後4時半になりますね。
小林: まとまりの悪い女族にしては早起きというべきだが、出発を8時とすると8時間半で境港に着いたことになる。平均時速は57.6キロ/時か。一人はタンデムで旅慣れていないことを考えると、巡航速度は67.2キロ/時になる。こりゃムリだな。
ハヤト: 鳥取まででしたら、同じ計算でも平均44.7キロ/時、巡航52.1キロ/時で行けますから、彼女らはここで宿泊すべきだったでしょう。海鮮市場は鳥取にもありますしね。
場違いなサーフィンとカニ
小林: カブの能力じゃ、その速度でも難しいだろう。それにサーファーもカニも本場は別だよね。カニと言えば北陸だろう。
ハヤト: その辺微妙でして、境港は確かに紅ズワイガニの水揚げ量は日本一で漁期も長いのですが、大半は加工食品用でして、痛みも早いので、茹で蟹は地元限定のB級グルメでメジャーじゃありません。その分安いんですがね。
小林: 旅も二日目でこんな日程じゃ、疲労困憊でカニどころじゃないと思うがな。
ハヤト: その辺はアニメだから良いのですよ。