Mobilesuit Gundam Magnificent Theaters 2005.

An another tale of Zeta・・・INTERVIEW


(インタビュー 2021/4/18)




機動戦士Zガンダム ハヤト・コバヤシさん
※本作の記述とは関係ありません。




はじめに

ハヤト: 皆さんこんにちは、カラバのハヤト・コバヤシです。ATZのインタビュアーを務めています。

小林: 作者の小林昭人です。



1.第4波?は本当?




ウイルスの遺伝情報は突然変異で変わっていくが、ウイルスの性質を大きく変えることは通常はない。感染症の歴史をみても、ウイルスの性質が激変することはめったに起こらない。しかし、新型コロナウイルスでは、性質が変化する変異株が短期間に複数出てきた。英国株は感染しやすく、死亡リスクも高いという報告が出ている。なぜ、めったに起こらないことが起こりうるかというと、感染者が非常に多いからだ。

小林: いよいよ未知の領域に入ってきたな。スペイン風邪も含む過去の感染症では大きな流行はせいぜい2回か3回だ。が、このコロナは流行が長引くに連れ感染者も多くなっていく。

ハヤト: 「感染者が多いから」は理由の一つでしょうが、感染者の数はスペイン風邪の方がまだ多いですからね。ですが、それとも違った状況になっている。

小林: 普通は弱くなっていくんだがな。SARSの場合はワクチンまで用意したが投与する前に流行が終わってしまった。が、今回は開発に出遅れ、接種したくても足りない始末だ。それにあのワクチン、必ずしも効くとは限らないからな。



2.今月のゴーン事件(産経新聞社への回答) 

小林: テイラー護送の直後に産経新聞社が送った質問状に回答があったが、テイラーの様子はやっぱり注視しているだろうな。国際手配の取り下げに言及していた所が新しいが。取り下げにつき何の根拠もなければ、そこには触れないよね。

ハヤト: やっぱり誤認逮捕でしたら取り下げざるを得ないでしょう。それに一新聞社の質問に文書で回答しているんです。フランスのように検察が事情聴取しないのは必要ないと判断しているためか、裁判の公平性に疑問を感じる話ですね。

小林: とにかくテイラーはまだ出廷もしていないんだ。

ハヤト: もし報道とは違う手段でゴーン氏が出国したとしたら、どんな手段が考えられます?

小林: 新幹線で新潟まで行き、クルーザーで釜山に上陸し、仁川国際空港から中東だろうな。飛行機だとプライベート機でもパスポートの提示やボディチェックがそれなりにあるからだ。新潟から韓国までは高速船なら1日で、深夜に出港すれば27日の正午頃には隠岐沖あたりにいて、夜には着いてるな。仁川からトルコ経由で先んじてレバノンに着き、テイラーたちの行動を見届けて31日に声明を出したと。



ハヤト: ヒュンダイの会長とムニョス氏が組めばできそうな話ですね。

小林: ゴーンが常時監視のあの状態でテイラー部隊を含む特殊工作チームを組織したというのは無理がある。思うに彼はセレクタ(選択者)で、いくつかある計画のうち、確実性の高そうなものを選んだというのが真相で、そういうことならばテイラーが行ったとされるような計画にはおそらくゴーサインを出さないだろう。

ハヤト: 空港の通関については彼も良く知っていますからね。機器が変更されていたり、ちょっと気の利いた職員がいれば瓦解するような計画に乗るのはリスク高いでしょう。テイラー氏の言う通りならば関空さえまともなら彼は脱出できなかったはずですからね。一点を突けば瓦解するような計画は危険というのはアナタでなくてもそう思うでしょう。

小林: ビジネスマンが一面識もないアウトローの特殊工作員をそのまま信用することもありえないしな。計画の成功を確信するには、相応の後ろ盾を求めるはずだ。そしてムニョスにもヒュンダイにも菅義偉に一泡吹かせる動機はあるしな。



閑話休題

1.輸送機械の恐竜的巨大化



小林: 見ていてやっぱりおかしいと思うのだが、スエズ運河の川幅は300メートルで、最大積載量はスエズマックスで16万トンだろう。そこに何で24万トン、400メートルの船が通っているんだ? 横倒しになったら詰まるの当たり前じゃないか。

ハヤト: それは言っても仕方ないのですよ。エジプト運河庁が通しているのですから。それに同規模の船は運河を通行できる最大サイズということで韓国も作っています。

小林: スーパーマックスでも通すということは喫水が浅いんだろうな。それでこれも韓国と同じだが輸送船なので単軸スクリューで、舵も一枚しかない。バウスラスターはあるが、こんなもん、いったんコース外れたら乗組員は為す術ないよ。

ハヤト: インド人船員が25人乗っていたんですがね。確かに為す術ないでしょう。韓国では5人だそうですが、おかげで居住性はかなり良さそうです。今治造船の船なんですがね。日本人乗っても良い感じですよ。クルーズ船の客室よりずっと広くて快適です。船長なんか3部屋もある。

小林: 収入も良いだろうから、こんな快適な職場に何で日本人志願しないんだろうね。自衛艦よりよほど良い。が、船はプレハブだから、いったん風に吹かれたらどうにもならないだろうな。



ハヤト: プレハブなのは船ばかりじゃありませんよ。運転手不足が顕在化していて、今のトラックはほとんどがフルサイズかトレーラーです。風に煽られて転倒という事故、最近は多いでしょ。

小林: インフラが追いついてないから、いずれ改善するからとなし崩しで船もトラックも通しているんだろうが、普通は取り締まって是正すべきものが、なぜか野放しになっているよね。グローバル経済が進んだ結果の必然的な事故か。

ハヤト: アナタも分かっているでしょうが、事故を予見して未然に防いでも、誰も評価してくれないんです。政治家だって動かない。船がどんどん巨大化しているのを見て、スエズ運河庁もまずいことは分かっていたでしょうよ。

小林: 巨大トラックもだな、夜中はSAPAにはみ出すくらい溢れてるし、全高が高すぎて信号見えないんだ。


2.コロナで傾向変わる



ハヤト: しかし、資本効率優先の巨大機の時代はコロナのせいで終わりそうでもあり、写真は777ですが、このクラスの大型機でも、しばらくすれば飛んでいるのは政府専用機くらいになるかもしれませんね。

小林: LCCを見ても真っ先に稼働を回復させたのはピーチ航空で、ここの飛行機は小さいからな。日航や全日空の保有する777とかA350といった大型機は運行経費が高いのであまり飛んでない。単純計算で777の運用コストはA320の4倍になるからだ。

ハヤト: 日航や全日空の客室乗務員が他社に出向という例はありますが、LCCは聞きませんからね。飛行機が小さい分人手は掛かりますが、飛ばす費用は安いです。それで釣り合ってしまっているということは、超大型機はコロナでその弱みを露呈したことになりますね。環境の変化に対するフレキシビリティがない。

小林: 同じことは他にも言えるわな、様々な分野で従来のビジネスモデルが成り立たなくなっている。さっきアナタは「事故を予見しても誰も支持してくれない」と言ったけど、今こそカサンドラの預言者の言葉に耳を貸す時で。

ハヤト: 私には理解できない心境ですが、「寄らば大樹の陰」で巨大ビジネス礼賛の傾向が国民や政治家にあったことは本当だと思います。権力や金力におもねていれば安泰なのですからね、人間性は腐りますが楽な商売です。ですが、その巨大ビジネスは環境の変化に対してひどく脆かった。

小林: 今後は小回りが利く方が良さそうだな。

ハヤト: では、今回はここまで。