Mobilesuit Gundam Magnificent Theaters 2005.

An another tale of Zeta・・・INTERVIEW


(インタビュー 2020/10/11)




機動戦士Zガンダム ハヤト・コバヤシさん
※本作の記述とは関係ありません。




はじめに

ハヤト: 皆さんこんにちは、カラバのハヤト・コバヤシです。ATZのインタビュアーを務めています。

小林: 作者の小林昭人です。



1.今月のECMO内閣



小林: 持ち前のスターリン的体質が裏目に出たのか、日本学術会議なんていうつまらんものに手を出して早くも行き詰まり感があるな、学者相手に理屈で勝てるわけないじゃないか。

ハヤト: スターリンついでにカメラマンまで放逐したのか、変な記者会見場にピンぼけとカメラ写りもひどく悪いです。しかし、学術会議の件、アナタはどう思ってます?

小林: 憲法15条で公務員の選定罷免権は国民、つまり国民の代表たる内閣にあるのだから、山口ほか有象無象が何を言おうが拒否する権利は総理にはあるわな、が、その手続が正当な方法で行われたか否かは別の話だ。内閣は法律も守らなければいけないのだから、学術会議法の選定手続を逸脱していれば、それは裁判しても負けるわな。アメリカ大統領同様の拒否権は日本の首相にはないので(憲法73条1号)、「気に入らない」という理由で人事案を拒絶することには法的正当性も政治的正当性もない。それにアメリカの場合だって拒否するには理由が必要だしな(修正7条)。菅のやっていることは「超法規的措置」としか言いようがない。



ハヤト: でも、よど号ハイジャック事件みたいな超法規的措置を正当化する緊急性も必要性もありませんね?

小林: だからさ、法律で議論する気はハナからないんだ。責任を追及するなら政治的責任、つまり選挙で落としてみろというわけなのだが、

ハヤト: こんな議論(学術会議)に国民の共感や憤激なんかありはしません、最悪裁判で負けても大したダメージはない。マイナー・プロブレムだと見切って仕掛けたんでしょうな。構図としては前回の検察庁法と同じです。

小林: 学問の自由を標榜しながら、国から援助を受け、位階や国家による権威付けを求める。二律背反しているのだが、確かに大した問題ではないな。ただ、ガクシャの側としてはここでちゃんと戦っておかんと後々まで祟ると思うがな。



ハヤト: 無理じゃないかと思いますね。上の記事なんか見てください。彼らが自分の学問の自由を追及するのは勝手ですが、彼らこそ恣意的で手前勝手な理由で他人の学問の自由を踏みにじってきたじゃありませんか。

小林: 菅に向かって憲法23条(学問の自由)を主張するなら、まず、身内の自浄作用としてこれに関わった医学者は学会から永久追放しなきゃ国民の理解は到底得られんだろうな。しかし、選考で落とされた岡田(早稲田大学教授)の言動を見る限り、これは見込みないだろうな。



菅首相や加藤さんは、まったく法律を知らずに発言していますね。インチキにもほどがあります。日本学術会議法の条文を本当に読んでほしい、、、加藤さんの「監督権がある」というのは、まったくの素人の考えです。

小林: 残念ながら、学術会議法と憲法15条の関係について、シロウトでも分かるように説明できる輩はこの岡田も含めて誰もいないんだ。憲法を字面通り読む限り、国会は国権の最高機関(41条)だし、国会で与党の代表が選ばれる内閣総理大臣は国民の代表だし(67条)、学問の自由(23条)が大学の自治というのは字面通りにそう読めないし、先の医学浪人なんか良い例だな、法律より憲法の方が上にある(98条)なんか誰が読んでも明らかだ。分かっていないのは岡田だけで。

ハヤト: 菅氏に叩かれて負けるにしても理由があるというわけですね。

小林: そういうこと、岡田も自分の書いたものを読み返してみて、これで他人を説得できるかどうか考えたらどうだ。少なくとも私は説得されない。



ハヤト: そういえば、政治色のあまりないサイエンティフィック・アメリカン誌がバイデン支持を表明しました。

小林: 日頃から綿々と業績を積み重ね、国家の繁栄と科学の進歩に貢献しているから政治的表明が意味を持つわけで、いまだ徒弟制とか時代遅れの教育手法に固執し、少数精鋭と銘打って金持ちの子弟を優先的に入学させるような大学に国民の敬意などあるのか。あるわけがない。急がば回れ、菅を倒したければ先ず身内のそういったゴミを掃除してから立ち向かうべきだ。今回のコロナで推薦入試の医者や看護師が何人立ち向かったんだ。感染の危険のある仕事は一部の医者と若手看護師に押し付けて逃げ回っていただけだろう。そういうのは言葉で繕っても国民はちゃんと見ているんだよ。単に安倍内閣の失政がコロナ対策批判の根底にあるんじゃない。

ハヤト: ま、日本人を含むアジア人ははコロナにかからない遺伝子を持っているという説もありますが、それが本当として、もし欧米並みの罹患率でしたら、今の対策では悲惨なことになったことは目に見えていますね。

小林: 逆だってありうる、またどっかの密林から今度はアジア人ばかりに罹患するウイルスが出てきたらどうなる?



2.GoToトラベル



小林: 思うんだが、これよりもベーシックインカム7万円を1年間続けるとかの方が効果的だろうな。いや、子供なんか3万円でいい。仕事を失ってその日暮らしの人は旅行どころじゃないだろう。1兆6千億使うなら給付金がもう一回できた。今のところ、これが景気減速に抗し得た唯一の手段だ。持続化給付金なんか失業者を増やしただけでいかがわしすぎるからな。

ハヤト: しかし、市井の旅館や飲食店なんか見ると、このままで商売になるのかと思いますよ。



小林: コロナも長いので飲食店については①十分な感染対策、②ロードサイドとテイクアウト、③味の良いことが生き残りの条件だと分かってきているんだ。だから全部揃っているKFCが絶好調で、全部揃っていない居酒屋が青息吐息となっている。居酒屋の料理なんか、うまいと思ったことは一度もないからな。

ハヤト: 保健所の指導による感染対策のやりすぎで、元々あまり旨くなかった料理がさらに不味くなるという話も聞いていますね。



小林: これも飲食店限定で食材購入の費用を半分持つという「ぐるなびFOODMALL」なんてのもあるが、要するに配給制だろう。そんなの使ったって客が来なければそもそも話にならない。食材なんてのは店主が自分の才覚と力量で目利きして仕入れるものだろう。そんなところにまで手を突っ込んでどうするんだ。

ハヤト: そんなことより消費税を値下げして普通の食料を普通に買えるようにして欲しいです。

小林: 細かい所では増税が進んでいるよね。酒税とかたばこ税とか、エコカー補助金の縮小とか、GoToの高速パスもよく見れば実質値上げだ。恩恵を受けられる人間とそれ以外とが画然としつつあるから、これは格差がさらに進むだろうな。ふるさと納税についても、元々贅沢な人間にさらに贅沢をさせるという難点がすでに指摘されている。これは管氏の問題というよりは、50年続いてきた自民党という政党の限界と見ているが、、

ハヤト: 学術会議に顔を出しているようなガクシャさんに期待するのは野暮というものです。



閑話休題



小林: さっきのFOODMALLなんだが、紹介していたのは「外食レストラン新聞」という業界紙で、業販系のスーパーに行くと月初に山と積んであるので、業界動向の分析が主の政治色はあまりない読み物なんだが、10月号はすごかったな、「まじめに対策している店舗とそれ以外を十把一絡げにしないでくれ!」と、小池都政を名指しで批判していて、こういうのは長年の愛読者の私も見たのは初めてだ。

ハヤト: 失政の連続でこれまで声を上げなかったような人たちまで政治批判をする傾向が出てきたということですね。

小林: 岡田あたりのチンピラが「学術会議はトーシロー」なんて世迷い言を言っている状況ではないわな。困っている人間は本当に困っているし、先が見えなくて絶望する人間もドンドン出ている。学会の権威に寄りかかって政府を批判する落選ガクシャどものような小さな問題にかかずらわっている状況ではない。



ハヤト: その点では菅氏も同じでしょうな、今くらいの懐柔策で沈没船を救えるかといえば、まず無理でしょう。

小林: どちらも先がないな、ガクシャなんか支持できないし、人好きのしない菅氏も本当にスターリンにでもならなければ自民党も救えないし、政権も救えないのは目に見えている。半年もすれば菅降ろしが始まり、何回かの選挙で民主党が返り咲いたとしても、連中には政権を担えないことも分かりきった話だ。

ハヤト: コロナ禍で政治そのものが風化して埋没するという、「政治のない未来」が未来なんでしょうかねえ。

小林: 50年くらい先には中国に頼んで併合してもらう方が良いとは私も思っているよ。

ハヤト: 打開策は何かありますかねえ。

小林: あると思うけれども、今回はやめとく。与野党ともに聞く耳ある人間がいるとは思えないからな。



小林: しつけの悪いスピッツみたいにつまらん問題をキャンキャンと、野党連合はどうなったんだ。お前らの作った連合が以前の民主党以上に機能するとは私は思ってないがな。

ハヤト: では、今回はここまで。