Mobilesuit Gundam Magnificent Theaters 2005.

An another tale of Zeta・・・INTERVIEW


(インタビュー 2020/5/20)




機動戦士Zガンダム ハヤト・コバヤシさん
※本作の記述とは関係ありません。




はじめに

ハヤト: 皆さんこんにちは、カラバのハヤト・コバヤシです。ATZのインタビュアーを務めています。

小林: 作者の小林昭人です。



1.今週のゴーン事件 



菅氏は法解釈変更の周知の必要性について「国民生活への影響を踏まえ、必要に応じて周知が行われることがあるが、一概には答えられない」と説明した上で、今回の検察庁法などの解釈変更については「周知の必要はなかった」と述べた。

小林: 周知も何も法案提出の前からすでに衆人環視の下にあったじゃない(笑)。

ハヤト: すると何ですかね? 政府は法律を自分の都合の良いように解釈して良い。なぜそう解釈したかは「説明の必要はない」そういうことですかね?



小林: 菅はゴーン事件の黒幕なんだが、この調子で陰謀をでっち上げたんだな。上の本は読んだが、報道だけじゃ分からない細部が分かって興味深かった。いや、私は日本人じゃないゴーンがどこまで日本の制度の特殊性、自分の会社の報酬制度も含めて、理解していたか疑問だったんだが、案の定、株価連動型報酬はストック・オプションと理解していたな。



ハヤト: アナタは西川さんは無罪と言っていましたが、ゴーン氏は西川氏が無罪ならなぜ俺が有罪なんだと言っていましたね。

小林: 少なくともゴーンの認識では連動報酬の背任と金商法違反は同じレイヤーの微罪という認識は分かったわけで、こんなの罪になるはずがない、でも、官房長官の胸先八寸で法解釈が変えられる国だからねえ。他にも色々あるが、案外こちらの推測が当たっていてねえ。

ハヤト: 私としてはウチにイチャモンを付けてきたマーベリック弁護士事務所(千代田区・山県)が、日産に雇われた弁護士なのか、ゴーンさんに雇われた弁護士なのかは区別したいところなのですよ。ま、当人の言い分では三菱の部長さんの代理人ですがね。

小林: 白塗り削除の方法が日産式だから日産の方なんだろう。それと訂正には応じず白塗りを執拗に求めたのは、訴訟になった場合にプリントアウトと対照するためだろう。でも、マベリックの出身は弘中弁護士事務所だよね。つまり、ゴーンサイドの色が強い。実はNMBV(RNBV)を通じた報酬については、ゴーンは報酬と認めているが、日産や三菱とは別の正当な業務の対価なのかどうかは本じゃ分からないんだ。



ハヤト: ウチでは工作資金などもあるのではとしましたが、あのグループで三社横断で仕事していたのはゴーンさんだけですからね。ツンボ座敷に置かれれば日産の役員でも実態は分からない。それに工作系の資金はCEOリザーブが別にありましたし。

小林: 伝票を取っていることは分かるけどな。これは退職後の顧問契約がカギかもしれず、あれは検察は競業避止契約とともに減額された報酬の繰り延べで偽装としているが、本人やケリーにその認識はないよね。その認識がないのがポイントで、ケリーはゴーンに人脈を生かした外交官的業務を期待していた。つまり別の仕事なんだよね。そしてそれは彼の名声からして説得力あるでしょ。他の仕事も兼務できるし。

ハヤト: 私はですね、ゴーンさんが20億欲しいなら繰り延べなんかしなくてそのまま請求したと思うのですよ。GMは25億提示したんですから。

小林: 日産の規模じゃ25億は半分の12億だよ。だから10億に減額したんだ。つまりさ、2008~9年以降にゴーンが会社に残ったのは金銭ではなくて彼の主体的判断でさ、それで報酬がGMの半分になることは理解していたから、会社の業績規模からして国際水準で妥当な金額を要求した、20億請求できる会社なら20億請求したよ。それを躊躇っている様子はなかったな。業績もその後上向いたし。だから競業避止やコンサルタントは報酬とは別と考えていた。本当に貰えるかどうかはゴーンも分からなかった。これはウチの推測よりこの説明の方がスッキリするな。



ハヤト: 日本でパッとしない(日産)ことについても一言ありましたね。知っての通り、日産は海外では魅力的なクルマを数多く売っていますが、なぜか日本ではほとんどモデルチェンジしてない。

小林: 車種はあるということで切歯扼腕している言葉をまさかゴーンから聞くとは思わなかったな。これはさ、たぶん国交省が悪いんだよ。ハンドル右だし、自動駐車システムには一家言ありそうだし。そういうのに合わせるとクルマのコストがうなぎ登りに上がる。あと、環境対策もあるしな。

ハヤト: ま、ガイシャを日本に入れる場合は介入して日本専用仕様みたいなものを要求はしますね。それで国内メーカー(この場合はトヨタ)が、もっと安く優秀な装置を作るまでの時間稼ぎをする。国交省でそういうのを担当しているのは自動車メーカーの出向社員ですかね。ドイツメーカーは接待攻勢とトヨタとのコネ(インポーターのヤナセはトヨタ一族)でうまくかわしているようですがね。広報に金をかけないアメ車とかイタ車はダメです。

小林: その構図はPCR検査絡みで新型コロナでも見られた構図だな。



2.こんな手に引っかかるオロカな野党



黒川弘務・東京高検検事長が緊急事態宣言中に賭けマージャンをした疑いがあると週刊文春のウェブサイトが20日に報じたことを受け、与野党からは「事実なら辞任すべきだ」との発言が相次いだ。



小林: ま、何か弱みを握られているとは思ったけどさ、この連中(内田、山口)もバ~カだよねえ、安倍や吉村と同じで使嗾しているじゃない。常習犯と決めつけているし、賭けマージャンなんて密室だし、三人とも「趣味:マージャン」で、タクシーに乗った写真を撮っただけじゃない。昔もホリエモン事件とかノーパンしゃぶしゃぶとかあったけどさ、実は全部冤罪で。

ハヤト: ま、長老のお墨付きをもらった野党の議員は明日から狂喜乱舞して攻め立てるんでしょうがね、アナタに言わせれば「これはガセ」ということでしょ。

小林: 共産党や社会党の二世三世で同じ文句を書いたビラを愚直に連呼してくれるようなのが全員じゃないよ。そんなのは自民党の支持者と同じ主体性のない人間で、自分の頭で考える人間はデマゴーグには惑わされないんだよ。

ハヤト: この件で問題なのは黒川氏の素行ではなく、閣議決定で憲法違反を犯したことですからね。マージャンなんかムダな廻り道です。ま、いつものことでして、黒川氏とこれも評判の悪い森法相を切って逃げおおせようという算段でしょう。それにたぶん、本当に言いがかりでしょうからね。

小林: 私はネトウヨも信用してないけど、運動屋のサヨクも同じくらい信用してないよ。

ハヤト: アナタは安倍氏のやり口には嫌な思いもしていますし、非難もしていますが、元を正せば自民党の戦術は全部野党がやってきたことという意見ですね。少数なのを良いことに汚い手を使うことがありましたから、今の安倍氏でそれが拡大再生産されていると。

小林: マージャン検事長はむしろ無視した方が見識を示せるよ。次の政権を託せるのはそういう人間だ。話ができすぎているから、よほど確実な証拠がない限り、関わるべきではないと思うね。ホリエモン事件の議員は結局自殺したし。ホリエモンはコロナにもかからずピンピンしている。



ハヤト: 文春の記事はこれですがね、良く見ると黒川さんIDカードをぶら下げていますね。金曜の夜ですから、これはマア、勤務後にマンションに集合したんでしょうねえ。ネクタイはマージャン中に外したんでしょう。

小林: ロッキードの時とはえらい違いで、当時の検察番は「禅問答」と呼ばれていて、検事から事件について考案めいた内容からスクープを聞き出したんだけどさ、黒川体制では記者との交流については割とフランクだというのはゴーン事件でもふんだんに示されたから、こういうスタイルなんだろう。

ハヤト: この時点ではマア、黒川氏の延長は一部で話題になっていましたが、ゴーン事件も一段落してこれといった大きな案件はなかった時期ですね、河井事件は管轄違いますし(広島地検)。それにこの人官房勤務が長いですからね、記者相手にマージャンくらい打つでしょう。



小林: 国民には三密だとか県外移動禁止と言っておきながら、自分らはザルなのはいつもの安倍政権のスタイルでもあるな。それに産経と朝日、前者はゴーン批判の急先鋒だし、後者はPB機ヤラセ逮捕の主犯でしょ。要するにゴーン繋がりじゃない。これで特捜部の森本がいたら。

ハヤト: 黒川氏には収賄疑惑もありますね、私としては飲む打つ買うで弱みを握るのが安倍スタイルだと思っていますがね。ただ、ゴーン氏の事件に黒川氏が一枚噛んでいたのはたぶん事実でしょう。

小林: あの検察コメントは直接捜査に当たっていた人間にしては饒舌すぎたし、あることないこと盛っていた感じだったからな。オフレコは森本じゃなく、実は一見部外者の黒川だったのかもしれないな。いずれにしろ、あの程度のスクープで無実の可能性のある人間を責めるのはやめるべきだ。



閑話休題



小林: こういう騒動屋って昔からいるけど、本気で安倍と自民党を倒したいなら、変な空騒ぎに精力を使わんようにしないとな。こういう連中はさ、流言飛語に踊らされる人間を見て溜飲を下げているだけだからさ。

ハヤト; 実は安倍自民党と同じくらいか、それ以上に日本の民主主義を遅らせた張本人とも言えますね。

小林: ネトウヨは8割がウソで残りの2割に真実だが、プロ市民系のサヨクは8割が本当のことで、残りの2割にウソがある。どちらがタチが悪いんだか



ハヤト: いつもウチで揶揄しているこの方は後者ですが、彼と彼のごく狭い仲間の東大OBに政治を任せてもダメだというのは、先の政権交代で実証されたことでもあります。アナタは同情してますがね。わずか3年の間にリーマン危機と東日本大震災があった。



小林: 危機管理者としてはさ、菅直人の方が安倍よりだいぶマシというのはあったが、比較的の問題で、どちらも不十分だったことは間違いない。

ハヤト: 考えてみれば、あの時も給付金なり失業対策なりをしていて良かったですね。いや、何もしなかったので、リーマンと同じ派遣切りが今回も再現することになったわけです。やっぱり無策ですよ。

小林: 今の政治家と同じで、いや、100年前の男じゃないが、近くしか見えなくて大局観や構想力がないのは管もそうだがブレーンもそうだから、やっぱり政権交代はまだ早いわ。これは小さな芽を見つけて、地道に育てていくしかないよ。N国とか山本太郎とか色々いるがな。

ハヤト: 今回みたいなパラダイムの変化があれば、大きな絵を描くこともできそうですが、人が変わらないとどうしようもありません。



小林: 小沢一郎の間違いはさ、中身はともかく数合わせにこだわったことで、彼や山口二郎の余命を考えれば仕方ないことだが、おかげで今のシステムに疑問を感じないような議員ばかりに与党も野党もなってしまった。勢力を広げる過程で根源的な意味での問いをしてこなかったから、改革といって政権を取ってもその後がない。根源的とは、例えば金のかからない選挙にする。人材を広く求める。政治権力の配分を変える。官僚は権力から切り離す。東京大学は廃校にするなどだ。アメリカ依存の構造も変える必要があるから、産業を興すことも必要になるだろう。少なくとも輸出入の依存率は10%以下まで下げる。それに今回のコロナ禍で明らかになったことだが、中国製の部品を詰め込んで日本製とやるなら、中国製をそのまま入れたほうが良い。

ハヤト: 私は思うんですがね、投票だけじゃダメだと思うんですよ。武装しろとまでは言いませんが、ある程度実力行使のできる組織を作る必要があるのでは?

小林: 賭けマージャンしている官僚なんか路端でしばき上げる。給料を払わない社長は裸に剥いて木に吊り下げる。ま、ナチスの突撃隊だな。自民はすでに持っているけど。ホントにやったら内戦になるよ。ならない程度がどこまでかというのはあるし、吊るした社長も最終的には説得して味方にすればよいでしょ。だから一定の構想と理論的水準はいる。やっぱり実力組織(暴力装置)がいるのかな?

ハヤト: では、今回はここまで。