Mobilesuit Gundam Magnificent Theaters 2005.

An another tale of Zeta・・・INTERVIEW


(インタビュー 2020/3/16)




機動戦士Zガンダム ハヤト・コバヤシさん
※本作の記述とは関係ありません。




はじめに

ハヤト: 皆さんこんにちは、カラバのハヤト・コバヤシです。ATZのインタビュアーを務めています。

小林: 作者の小林昭人です。



1.今週のゴーン事件 



前日産自動車会長のカルロス・ゴーン被告(65)が保釈中に逃亡した事件で、逃亡先のレバノンの司法相らと会談した義家弘介副法相が3日帰国し、記者会見を開いた。「(逃亡事件について)日本の立場を明確に伝え、解決が両国にとって極めて重要な課題であるとの認識で完全に一致した」などと述べた。

小林: 法相は変わっていたが、体よく追い払われたことは本当のようで。なお、新法相のマリー・ナジュムはパリ大学出身の法学士で年齢は48歳、森さんと同じ歳の軽量級なので、実質的な対談はアウン将軍(大統領)が仕切ったようだ。しかし、やっていることは前任者と大差ないな。レバノンはこの件を結構公平に取り扱っている。ゴーンが要請した自邸からの日産警備員排除は跳ね除けたしな。



ハヤト: 日産が提起した家屋明け渡し訴訟が係属中という理由ですね。これは別件で早々に結審すると思いますから、それを見ればレバノンのこの事件に対する態度も分かるでしょう。「借り物」であることは双方とも認識していますからね。

小林: 占拠中の家賃も自宅監視員の費用まで払うとは思えないから、供託金を巡ってこれはこれで揉めるんだろうな。



ハヤト: あと、ホリエモンとの対談がありますね。話自体は11月から聞いていましたが、本人が逃亡してしまったのでレバノンで対談です。

小林: ホリエモンの英語はともかく、日仏エリートの実力の差が出ていて面白いな。ホリエモンも東大法卒なら本当は5ヶ国語くらい話せていて良いんだ。東大は日本でいちばん予算を使っている大学(文教予算の1割)なので、が、どう見てもラ・サール高校卒業時点で終わっており、、ゴーンの語学力も20代前半までに身に着けたものだからな。ホリエモンは1990年代の東大の実力、ゴーンはその20年前だが、ここまで差があるとな

ハヤト: 内容自体はマア、これまで語られていた内容ですが、どちらもタイミングや情報漏洩には神経を使っていたようですね。ホリエモン氏が通訳を介さなかったのは彼なりの深謀遠慮でしょう。相手がブロークン英語馴れしていて良かったですね。場所はホリエモン氏主催の食事会の体裁を取っています。

小林: 試験の足切りばかりに熱心で、入学後にちゃんと教育しないのは怠慢だと思うんだ。

 

ハヤト: あとまあ、「新事実」としましては、ゴーン氏が未だに日産パトロールを愛車にしていることでしょうか。ま、ゴーン氏が作り直したパトロールは以前のサファリとは別物でほとんどレンジローバーなんですが。

小林: 法学部出身のホリエモンよりゴーンの方がずっと法的センスが良さそうのが見ていて辛いな。あと、会話でも触れられていた今の日産の株価だが、、

 

ハヤト: 同情すべき点もあります。日産に限らずどのメーカーも世界的な景気後退と国内では消費税増税コロナウイルスがありましたが、日産の場合はゴーン事件がさらに重石になっていますね。

小林: それにしても300円台、、千円だったことを考えると絶句するより他にないな、、



2.中国肺炎



小林: 知らない間に当局は「封じ込めに成功」したと言っているけど、検査していないだけで、実のところは野放し状態なんだろ?

 

ハヤト: 対策をマジメにやっている欧州の方がですね、死者も感染者も多いので、報道はそちらが主ですね。しかし、日本が封じ込めに成功というのはブラフだと思います。何より信じる根拠がありません

小林: こういうサイトをやっているとさ、「話を作りたがる連中」との付き合いが長いんだが、信じる人間もいてさ。でも、今回の騒ぎでこと日本では安倍ちゃん政権の特異性がクローズアップされたとはいえるな。

ハヤト: 「事実よりも政治」の姿勢が国民に恐怖感を与えていますね。この政権は科学的知見を尊重しません。識者の意見を取るにしても、「こちら側の人間か、あちらか」と色眼鏡を掛けて見る傾向が顕著です。あと、ステイクホルダーへの過度の依存がありますね。テレワークが対策になると吹聴されていますが、そういう勤務形態を取り得ないサービス業や工場労働者への配慮は絶無です。

小林: つまりさ、今まで日本財界の主流と考えられてきた実業はもう政治の世界では力ないんだ。政治家のパトロンは連中ではなく、IT産業とかネット通販の企業家で、そちらの言い分ばかり取り上げている。それでいいのかな?

ハヤト: 良くはないと思いますよ。ですが我々も経済の実際をもっと実態に則して見る必要はあるでしょう。



閑話休題

小林: 新聞もコロナばっかりで少し退屈だから、しばらくサイトを休止しようと思うんだ。

ハヤト: ま、ATZも掲載終了して1年近くになりますし、第4部は2011年公開のはずが10年近く公表されていません。

小林: ATZを書いたのは2005年だが、誤算もあった。バンダイがあそこまでしぶとくガンダムにしがみつくとは。2005年当時ではZを始めとする富野ガンダムは「忘れられた作品」だったからな。なのでリ・イマジニングできると思ったのだが。

ハヤト: 正直な所、新しい作品が魅力的とも面白いとも思いませんが、特に福井晴敏氏監修のそれはですね、それにですね、ここ10年で顕著なこととして、読者のリテラシーの低下が著しいのですよ。提案が受け入れられる余地はないと思います。再公開するにしても無料で購読料は取らない方が良いでしょう。

小林: ま、今や大学生の半分が推薦入試だからな。受験戦争なんかは過去のもので、それはそれで良いと思うのだが、気に入らないのは日本経団連が相変わらずの堅い頭で3年次からのリクルーティングと新卒採用にこだわりすぎていることだ。なので、大学生といってもほとんど勉強してないホリエモンみたいなのが大量生産されていて、それだったら高卒で採用した方が良いよ。

ハヤト: 推薦入試が主流になったことには良いこともあるんです。受験に囚われない分、才能に応じて自分の能力を伸ばすことに専念できる。ですが、問題は今の教育システムがそれに対応していないことです。「才能を伸ばす」ことに主眼を置くなら、他学部講座受講や飛び級は当然備えなければいけません。

小林: つい最近、知り合いの大学生の卒業展覧会に招待されたのだが、親の影響が大きいせいか、結構ノスタルジックな展示が多かったな。70~80年代の文物が彼らには新鮮に映るらしい。が、考察が背後の哲学的考察に及んでいるかというと、今はたぶん、昔の学生運動とかシベリア抑留なんかの体験を語れる先生がいないんだろうな、取ってつけた感が拭えない。

ハヤト: 日本だけならともかく、他の国もありますからね。

小林: 我々の方が良いとは言えないよ。今の安倍政権だってある日突然、突然変異のように現れたものじゃない。彼と彼の支持者には20~30年前の教育の下地があって、今とはずいぶん雰囲気違うがな、当時の教育者の無分別と無責任が作り出したものだ。

ハヤト: ずいぶん前の話ですが、アナタは「体制が崩れる際には、その体制の残忍さが発現する」と言っていました。歴史を見ても、あるレジームが終わる際には支配階層による理不尽で残酷な弾圧が必ずある。今回はどうですかね、罹患すれば致死の危険のある病原体を国民の危険を顧みず放散して正当化に縷々しているわけです。これは「理不尽な残酷」ではありませんか?

小林: 新型コロナで実際に国民が死に始めればだな。

ハヤト: では、今回はここまで。