Mobilesuit Gundam Magnificent Theaters 2005.

An another tale of Zeta・・・INTERVIEW


(インタビュー 2019/11/23)




機動戦士Zガンダム ハヤト・コバヤシさん
※本作の記述とは関係ありません。




はじめに

ハヤト: 皆さんこんにちは、カラバのハヤト・コバヤシです。ATZのインタビュアーを務めています。

小林: 作者の小林昭人です。



1.今月のゴーン事件 



フランス国家(「政府」ではない)がカルロス・ゴーンの“奪還作戦”に乗り出したようだ。この秋、新天皇の即位式にフランス国家を代表して出席したニコラ・サルコジ元大統領が、密かに長時間、カルロス・ゴーンと面談していたことが判明。くわえて、右派政党・共和党などの主力議員を中心に「フランスでの公正な裁判を要請する」との署名運動も展開される。国家の威信を重んじるフランスの作戦は、はたして奏功するだろうか?

小林: パソコンを更新したがちょっとまだ慣れんな、で、上の記事だが、ちょっとピント外れというか、元大統領のサルゴジがゴーンに会うなら背後にはフランス政府の意向があるのは当たり前だし、ゴーンに面会したからと言って「奪還作戦」と決めつけられるわけでもない。ただ、この事件でフランス国民が日本の司法手続きに深い猜疑と不信感を持ったことは良く分かったが。

ハヤト: 漢字変換に手こずっているようですねえ、そりゃ無理ないでしょう、前のパソコンのデータを引き継いでいません。そうですね、現政権が前任者を使ってメッセンジャーとするのは良くある手口です。日本でもやりますし、この場合はサルゴジ氏はマクロン大統領の意向を伝えに来たと見て間違いないでしょう。



小林: 「奪還作戦」ではないと思うんだ。それなら面会の必要はないし、ここで驚きなのはすべての肩書を失い、裁判所の命令で国外に出ることもできず、裁判を待つ被告人の身分であるゴーンにフランスの元大統領が会いに来る価値があると考えていたことだな。日産は競業避止の可能性なしとして彼の退職金をカットしたけど、非常にまずい誤りだと指摘しておく。

ハヤト: 表には出れませんが、裁判後のルノーグループの後見人的役割を依頼したのかもしれませんね。日本でも国民に人気のない竹中平蔵氏がそういう立場です。マクロン氏の顧問として対自動車戦略をアドバイスというものでしょう。それなら裁判は早く終わりにしてくれなければ困ります。



小林: そのせいか最近のゴーンは京都に旅行したり長時間資料を読み込むとか元気良いそうだ。



2.「坂の上の雲」レビュー



小林: 実は「清盛」を視聴していて困ったと思ったんだよね。あれはいわゆる背景事情などを視聴者にネットで検索してもらう「GGKドラマ」で、そういう人の作品を当サイトではこれまで「作品」と認めてなかったからさ。背後の事情はどうであれ、「画面で語られることがすべて」というのが当サイトのスタンスだ。なので似た作風の「坂の上」の方が短いから先に見ておこうと思ったわけで、カオルさんも抱き込んだけどな

ハヤト: 一人で見ていると別のこと始めて画面見ないからでしょう。

小林: 原作も面白いのは203高地から日本海海戦の下りなんだ。が、ここには注意しなければいけないことがある。原作ではこの時点ではそもそもの原作者の司馬が作品の最初に明示した二人の主人公(秋山兄弟の好古と真之)に対する関心を失っている。司馬作品では良くあることだけどな。



ハヤト: 「功名が辻」もそうでしたね。後半の展開は原作とぜんぜん違うのですが、原作では途中から「織田軍の一少佐程度の身分に過ぎない山内一豊(主役)には興味ない」と言い捨てて信長とか秀吉とかの話を始めてしまう。NHKの人は困ったでしょうね。

小林: それ分かっていたら、「坂の上~」も第一話のナレーションをそのまま203高地や日本海海戦で使う愚は犯さないと思うんだ。何より作者の関心がそちらにない。で、最終回まで見たんだが、カオルさん曰く、「日本艦隊の戦法が分からない」。丁字戦法とか彼女が知っているわけが。

 

ハヤト: ま、説明しなければ分からないでしょうね。上はウィキペディアにあるロシア海軍作成の航跡図なんですがね。下に見える島が沖ノ島です。今の地図でいうとちょうど福岡沖50キロくらいのところで、このくらい近いと「天気晴朗なれども」ですから、壱岐や福岡、門司あたりからでも煙が見えたり砲声は聞こえたかも知れませんね。

小林: あるはずなんだが、宗像神社のある沖ノ島以外に海戦について見た聞いたという話は聞かないな。多分あったんだよ、でも、「国防上の理由」とか言って無理やり口をつぐまされたのだろう。なにせこんな場所、今では九州郵船や対馬フェリーが往来している場所で、本当に日本本土の目と鼻の先だからな。これで負けたら次は本当にロシア軍の日本上陸だ。そういうのも原作から50年、海戦から120年も経った時点では盛り込むべきで。

ハヤト: 「清盛」も最後はかなり駆け足だったとか。

小林: 全体としてテーマの深層を洞察したり掘り下げる能力が非常に低いと思うんだ。演出力だけは進歩したけど、その他についてはあまり考えなくなってしまった。



閑話休題

小林: 肩慣らしということで今回はこのくらいにしておこう。いじめカレー事件とか桜を見る会とか腹立つ話は他にもあるけどな。



ハヤト: そういえば大津市の越市長が三選出馬をしないそうですね。カオルさんは何か?

小林: 見たところ自治省の言いなりで、住民の代表とは呼びがたい、この街の民主主義の意味を疑いたくなるような8年間だったが、ま、彼女は色々知っていて裏話を聞かせてくれている。元々大津という街は叡山の檀家の集まりで、政治的には京都に依存、経済的には草津という成り立ちで、あんまり住民自治の意識が高いところじゃないんだよね。受け売りなんだが。

ハヤト: それ確かどこかの殿様の蔵書から拝借した話でしょう?

小林: 奈良に柳沢伯爵家の書斎があって、旧藩主の蔵書がそっくり保存されていたんだ。とはいっても明治以降の旧藩主というのは留学して実業家など名誉職に就くことが多かったのだが。そのせいか、日本全国の全市町村の成り立ちや歴史が抄訳された本があって、そこの記述だな。本自体は何十部もあるので、値段もさることながら、かさばるので普通の人やヲタクが買って所有できるものではない。

ハヤト: 越さんについては、アナタの言い分では国政選挙への出馬、カオル情報ではそうなんですね、民主党サイドからは政界引退と割れていますね。

小林: 情報をプロットしていくと出馬以外の話は考えにくいがな。ただ、県会議員以上では候補の身体検査はより厳しい。外見上は民主を裏切って自民に鞍替えだから、民主党サイドは今頃腸が煮えくり返っているのだろう。

ハヤト: ま、落ち目というのはそんなものです。これだけ安倍政治の問題が指摘されているのに、立憲民主や国民民主など旧民主党勢力を支持しようという動きはありませんからね。越さんもとうとう見限ったと。



小林: 確か山口二郎の講座にいたのか、本当にいたのかどうかは知らないが、私は越は軽薄な機会主義者で信頼できないと最初から言っていたけど、山口は「私の教え子です!」と狂喜乱舞していたな。こういうブレーンがさ、優れて自民党的価値観に凝り固まっているから、民主党はいつまでもダメなんだよ。いい加減懲りようよ、その場だけ手当してもさ、根本的な問題に取り組まなければ何も変わらないってことをさ。

ハヤト: では、久しぶりでしたが、今回はここまで。