Mobilesuit Gundam Magnificent Theaters 2005.

An another tale of Zeta・・・INTERVIEW


(インタビュー 2019/9/26)




機動戦士Zガンダム ハヤト・コバヤシさん
※本作の記述とは関係ありません。




はじめに

ハヤト: 皆さんこんにちは、カラバのハヤト・コバヤシです。ATZのインタビュアーを務めています。

小林: 作者の小林昭人です。



1.情けない大人たち

 グレタ・トゥーンベリさん(演説全文)

小林: 演説の内容はリンクにあるが、いずれ誰かが言わなきゃいけないことだと思うけどね。運動が全世界各地数百万人になり、炭素繊維のボートで大西洋を渡り、国連総会で演説して、ようやくトランプも重い腰を上げたみたいだが。いや、そんなに重くはないが、泡を食って飛んできたという。

ハヤト: 戦争や災害でもない限り、アメリカ大統領をそんな風に動かした人はいませんね。安倍首相は出席したので?

小林: いや、トランプも会場には来たが出席はしなかった。出席していたのはセクスィーの進次郎で。

ハヤト: そもそもですね、一少女の運動がこれだけ注目され、国連まで出席するのは異例中の異例なわけです。加えてあの鬼気迫る表情、彼女一体何者なんですか?

小林: 通り一遍のことしか分からないが、先祖代々の芸能一家で父が俳優で母がオペラ歌手、祖父は監督で遠縁はノーベル賞化学者のスヴェンテ・アレニウスというのは載ってるな。ああ、どこの国の言葉で読んでも大して違いないよ。トゥーンベリ一家はインスタグラムのフォロワーが一家で4百万の表現活動のプロだ。個人情報管理は徹底している。世界中を探しても、彼女たちが知らせたいと思うことしか手に入らないよ。

 絵「ガラスの仮面」 左が姫川、右が主役マヤ

ハヤト: ま、そんな詮索は野暮ですがね。しかし、北欧のセレブ一家の令嬢だからといって、見た感じガラスの仮面の姫川亜弓みたいな人ですかね。しかし、それだけであれだけの運動になりますか?

小林: 私としては毎週金曜に学校休んだり、大西洋横断したりして、補習はどうなっているんだと思うがな。日本だったら日数足りないだけで留年だろう。そんなことではなく、彼女の訴えが受け容れられたのは、黄色いベスト運動なんかと似た背景で、その訴えが一般市民の生活に深く関わるからだろう。聞いた話だけでも、今年のヨーロッパの温暖化は異常だった。最高気温40度なんて暮らせないよ。

ハヤト: 冬もひどかったです。ドイツでマイナス30度とか。アメリカもひどかったですがね。一年を通じて上(40度)下(マイナス30度)に広い。

小林: これほど気温差があるとさ、あと、干ばつとかあるけど、ヨーロッパ、特にイギリスで盛んな勝者丸取りの新自由主義は成り立たないじゃない。彼らの考える「適正な賃金」で安穏としていたら熱射病か凍死で死んでしまう。



ハヤト: ある意味、生存権という人間の根源的権利に触れてしまっていますからね。そしてその原因が二酸化炭素というのも今や常識になりつつあり、グレタさんはメタンハイドレートについても触れてましたね。放出されると地球は何ともありませんが、人類はアウトです。

小林: 自分の娘みたいな歳の少女に言われて改めて思ったが、行動できるのに行動しなかったことがやっぱり多すぎたと思うんだ。何でそうなってしまったんだろ?



2.福島海洋放出



小林: 福島の汚染水だって被災直後から問題視されていたじゃない。それを8年間、100万トンも溜まるまで放置してしまった。

ハヤト: 常識的に考えればトリチウムの半減期は12年ですから、100万トンのうち10万トンはあと4年でβ崩壊して無害化しますから、あと4年我慢して、タンクを140万トンに増強してから放出すれば良いではありませんか。

 原田前環境相

小林: そういう考えもあるがな、が、私も年を取ってこらえ性がなくなっているせいか、上の原田みたいな良識派ぶった詭弁家には我慢ならないんだ。若いセクスィー(小泉)に嫉妬していることがミエミエで、海洋放出発言を見識とか言っているバカがネット民(何だそれ)には多いようだけどさ。



ハヤト: 上の人もそうですね。ですが私に言わせれば、そんな議論は4年後で良いんですよ。東電もそのつもりでタンク設置しています。満杯になる予定は2022年ですから。



小林: こいつ(山口)の家には物理の教科書とか理化学辞典はないのかな? 一政治学者としては、原田の讒言は大衆の嫉妬心に媚びるヒヒジジイの妄言狂言と斬って捨てて構わないと思うがな。原田もいい年して30も年下の若造の顔を潰して何が面白い。こういう年長者が多いから、原発も温暖化も高速道路も話が進まないんだ。

ハヤト: 原田前大臣の発言には策略の臭いがしますね。その点で、原田氏の妬心と官邸の思惑が一致したのでしょう。



閑話休題



小林: 単に電力事業法に「公務員じゃない」と書かれているから収賄罪が適用されないというのは納得できないな。地域独占の特許事業なんだし、強制加入の広域的推進機関の会員なんだし、これは法令による公務なのだから、いちばん貰っていた奴は原発担当の副社長だというのだから、これは準公務員で収賄罪(不正の請託・7年)、助役の会社に山盛りで仕事を斡旋したのだから加重収賄(1年以上有期懲役)で良いじゃないか。

ハヤト: そんなことを言って罪人をでっち上げているのはアナタくらいですよ。会社法にも収賄罪はあります。公務員ほど重くない(5年)んですがね。私も知りませんでしたが、適用例がなく、企業法務セミナーのみのトリビア、死文化した条文という話ですがね。
/
小林: しかし、電力事業というのはほとんど公共事業だぜ、電源三法による交付金(税金)は原発所在地では自治体収入のかなりの額(30%程度)を占めるし、固定資産税だって莫大な額だ。その決定権を持ち、競争相手もいない事業で、税金を使って立地する原発の担当役員の業務に公務性がないなんて信じられないよ。

ハヤト: ま、その種の議論は後にしましょう。この件でユニークなのは集められたカネが再び還流する、いわゆるキックバックの態様を示していることですね。

小林: 金の出所が水増し受注した工事代金の一部とか露骨じゃないから、キックバック(疑われる)かどうかは分からんが、実は事件の話を聞いた時、なんとなく心当たりはあったんだ。

 9/27産経新聞

ハヤト: ええ、「何となく」分かりますよ。あの東日本大震災のあった年からじゃありませんか。

小林: まあ、地方行政では議員とか助役(現副市町村長)とか収入役とか肩書は色々だけど、概して会社を持っている地元のフィクサーが公共事業や再開発を受注しては10%ほどをキックバックというのは良く聞く話だな。ほら、君も知っているだろ、大して人口もいないし金持ちでもない町で定期的にショッピングモールやスーパーが建設されたり、「○○ドイツ村」みたいな意味不明のプロジェクトが立ち上がったり。



ハヤト: 「○○ムラ」はたいてい失敗して後始末に困ることになりますね。夕張市なんかの例が有名ですが、あそこの市長も街のドンでした。今は熊メロンを売って糊口をしのいでいますね。

小林: 市長だとある程度人気者でないと選ばれないから、特に最近は、夕張は市長だったが、普通は二流三流の操り市長を立てて、その助役に収まる例の方が多いだろうな。これは特別職で、市長の代理人として公有財産の契約や決済ができる。任期は4年で議会で選任されるのだけど、この森山サンが30年以上も影響力を持っていたのは、市長からしてズブズブ、当然自治省から来る副市長もだが、の、関電・地元企業・自治体・自治省(国)を巻き込んだ原発ドブ漬け関係ができあがっていたと見るべきだな。



ハヤト: これほど依存してしまうと、東日本大震災での廃炉運動の高まりは関係者にとってはさぞ恐怖だったでしょうねえ。

小林: 震災からしばらくして、ずいぶん露骨でヒステリックな論調で原発必要論が叫ばれたじゃない。太陽光発電なんかも知らない間に潰されているし、あまりにもベタなので、これは以前から言われている「日本核武装論」がやっぱり国の中枢や一部科学者の間で信奉されていて、そのオルグの反攻かと思ったけど、メディアを買収して反攻するにも資金いるんだよねえ。

ハヤト: 東電は賠償金でアップアップでしたし、原発を停めた関電以下電力会社も廃炉論に社を挙げて反論するには余裕がなさげでしたね。

小林: だからドブ漬け関係で美味しい思いをしていた地元に宣伝活動の資金を求め、あるいは提供され、こちらだと思うがな、その金で反原発運動を潰しに掛かったという方がらしいと思うがな。

ハヤト: このあぶく銭でいちばん良い思いをしたのはネットウヨクだと思いますよ。それ以前もいましたが、今みたいに正常な論調それ自体が歪むような状況、チャンネル桜とかですね、が、大きな顔をするようになったのはむしろ震災後ですね。



小林: 関電の役員も受け取って困るような金だったから帳簿外でいいかげんな使い方もできたわけで。

 9/27毎日新聞

ハヤト: 還流、、では必ずしもないような気がしますね。震災前から関電の原発関連ポストに金品の授受が行われていたと思いますが、それだけ多額の金銭を定期的に提供していたとなると、不自然に奢侈な生活などで関電内部で問題になったはずです。11年以前は高くても数十万~数百万のオーダーじゃないでしょうか。ロレックスの時計とかですね。そんなものでは。

小林: 国税の査察が入ったのはやっぱり金額が大きかったからだろうな。実は「核武装論」については、どこかで書いたら勝谷誠彦に目の色変えて反論されたことがあって、「お前はIAEAを知らんのか!」とやられたけど、不可視の原発オルグを観念するのも陰謀論じみていてイヤだったんだよね。そういう部分もあると思うが、廃炉の危機に直面した震災の被害を受けていない自治体の地元関連会社がパニックを起こしてという方が、陰謀論を考えなくて良いから、今から見れば座りは良いな。



小林: 報告書を出すそうだが、これで金の流れが断たれることで、今のほとんど誰にも支持されておらず、万人に嫌われており、そのくせ安倍ちゃんを中心に声だけは大きいネットウヨクが多少はおとなしくなるのかな?

ハヤト: まだオリンピックがあります、本気で信じてしまった頭の弱い人もいるという話ですから、そう簡単ではないと思いますよ。

小林: それもそうだな。

ハヤト: では、今回はここまで。