Mobilesuit Gundam Magnificent Theaters 2005.

An another tale of Zeta・・・INTERVIEW


(インタビュー 2019/6/14)




機動戦士Zガンダム ハヤト・コバヤシさん
※本作の記述とは関係ありません。




はじめに

ハヤト: 皆さんこんにちは、カラバのハヤト・コバヤシです。ATZのインタビュアーを務めています。

小林: 作者の小林昭人です。



1.「外交の安倍」も年貢の納め時



小林: 実は一月前にも同様の事件があったのだが、日イ会談の真っ最中で、今日も会談だそうだけども、イランを訪問している安倍ちゃんも穴があったら入りたい気分じゃないか。

ハヤト: 襲撃されたのは邦船の「国華コレジャス」号とノルウェー船の「フロント・アルタイル」の二隻で、どちらも復路だったようですね。国華産業の船はエタノール、ノルウェー船はナフサと石油化学製品を積載していました。アルタイルはイランの発表では「沈んだ」そうですが、シュルツ傭船会社のコメントだと「沈没の危険はない」そうですね。

小林: アルタイルが右舷から火を吹いていることを見て、「UAE側からの攻撃」とのたまっている国際政治学者もいたな。そんなの分からないんだが。

ハヤト: 乗員によると魚雷、識者のコメントでは機雷という話ですね。爆薬を積んだドローンという説も見られます。

小林: 一月前の事件もUAEが「国家レベルの攻撃手段」とコメントしている以外、誰が下手人か分からないんだ。消去法で行くとイランになるのだがな。

ハヤト: 私としては魚雷とドローンは違うと思いますね。報道によると沿岸から14マイル(約30キロ)、30ノットの魚雷でも30分近くかかりますし、50キロの爆薬を積んだ水中ドローンも魚雷よりずっと遅く、これはバッテリーが尽きるでしょう。仕組みは分かりませんが、これは機雷だと思いますね。機雷にも色々なタイプがあることはご存知だと思います。

小林: 日本地図しか見てないと分からないんだが、ホルムズ海峡は案外広いんだ。中央までの距離は40キロ、そのイラン側、貨物満載の船が何でこんな方を、を航行していた2隻がやられたんだが、14マイルでもミサイル以外に攻撃できる火器は限られる。私は炸薬を抜いたミサイルだと思ったけれども。抜いてなければ沈むからな。それとドローン説はあのJSFな、相変わらずのガセネタ発信局だな。



ハヤト: 日本船の方は砲撃ですね。複数回の攻撃を受けたということですから、沿岸から弾着を確認しつつ砲撃したのでしょう。野砲の射程ギリギリで「良く当てたな」と思いましたが。40センチの要塞砲とか今ありませんからね。攻撃の迅速さから見て、これは機雷でも魚雷でもないです。

小林: 一発で当てたとは思えんから、実は日華の船の方が夾叉や跳弾で穴だらけにされているかもな。石油化学製品を運ぶ船は安全上二重底になっているが、損傷の程度によっては分からんな。ミサイルなら外れるか当たるかだから、再攻撃は普通はないだろう。これで新型シルクワームミサイルも外れたな。

ハヤト: 両船とも乗員のほとんどがイランの沿岸警備隊に救助されたというのもできすぎと思うのですよ。

小林: 一応報道から機雷と砲撃説を採るけど、あの辺を考えるなら連中のダチも考えなければな、イランの背後にいる中国とかロシアとか、あと、インドも見逃せない。だが、連中が関与したにしては兵器がロートルすぎる。イランは大国だし、核開発も疑いがあるから、現政権では抑えきれない勢力があるかもな。

ハヤト: 革命防衛隊がいます。案外北朝鮮あたりと似たような事情があるのかも知れませんね。

小林: で、日本の国際政治学者やガクシャに誰か、安倍ちゃん訪イの前にこういうことが起こることを警告した人いたの? いなきゃ大学やシンクタンクで養う価値ないんだけど。イラン核問題はずいぶん前からこれらの連中の間では話題になっていたでしょ。

ハヤト: いるわけないでしょう。いたらそもそも安倍首相がイラン訪問していません。

小林: アメリカで同じことやったら講座廃止だよね。これじゃ安倍ちゃんだって無事に帰ってこられるか分からない。今回は大丈夫だろうけれども。



1.今週のゴーン事件

 ワシントン・タイムズのゴーン家族声明

...We are also angry that a country we think of as home is, in fact, a violator of basic human rights...we will work to secure our father’s freedom and expose this unjust system.(私たちが故郷と思っていた国が、実際は、基本的人権の侵害者であることに怒りを覚えています・・・(私たちの誓いは)父の自由を確保することとこの不正なシステムの実態を暴くことです。)
 We should expect more from a G7 nation that will be hosting the Olympics next year.((トヨタ役員を含む多数の人権侵害事例を受けて)来年オリンピックを開催するG7国(日本)には、よりふさわしい司法制度を確立する義務があります。)


小林: この以前はキャロルを中心としたゴーン家族の人権擁護活動は裁判所には頭の痛いことらしく、漏れ聞く所によれば刑事17部の下津判事は「(変な判決を書いて)世界中の非難を浴びたらどうしよう」と頭を抱えているらしい。

ハヤト: まだ奥さんと会えないんですか、それと公判はゴーン、ケリー、日産の三者を併合して審理するんですね。公判前整理手続では三者の合意のない証拠は採用しないとか。弘中弁護士の求めていた公判と裁判体の分離はしないという話ですね。この中では日産は罪を認めていますので有罪確定なんですがね。

小林: 整理手続で日産を有罪にできる証拠が揃っていなければ、いくら日産(実際は中の人西川)が罪を認めても有罪にはできんだろう。日産が集めた証拠や代筆した調書なんかゴーンたちが認めるはずないからな。それに捜査はフランスでも始まっているのだが、これは意外とゴーンに不利な話じゃない。予審判事に出頭を求められれば今の保釈条件は見直さなければならなくなるからだ。

ハヤト: そのままフランスに行って帰って来ないというのもアリですね。あのFCAといい、フランス人は寝技得意ですから。捜査自体が工作と。



小林: これまで見たゴーンの性格だと、ケリーが居るから戻ってくると思うけどね。ただ、両手を上げて降参の日産もスナールが色々と切り崩しをしているから、ルノーでは西川退任はどうも規定の方針のようだしな、西川さえいなくなればこの裁判は終わる。証拠も使えず、途中で日産まで無罪を主張しては公判が成り立たないからだ。

ハヤト: アナタはもうフランスではゴーン氏は無罪の前提で話をしていますね。

小林: 本文にないのでたぶんオフレコだが、ルノー16億円の内訳についてはだいぶ前に確か検討したな。

ハヤト: たぶん収録を途中で打ち切った回の資料にあったと思いますがね、確か4割が飛行機代です。残りの3割が寄付で2割がカンヌなどイベント費用、残りの1割が「その他」です。ただ、現在フランスで捜査の対象になっているのはあのトリアノン宮殿の不正利用で緩い案件ですよ。

 

小林: これは理事長のペガードが不正利用させる意思満々で罪にはならんのじゃないか? おかげであのものすごい「EZ-ULTIMO」も開発できたのだし。ベルサイユ宮殿はルノー電気自動車プロジェクトに全面協力している。

ハヤト: 技術は日産はあるのでしょうが、使い方も含めた全体的な提案ではルノーが一枚上手ですからねえ。

 ヒュンダイと韓国政府も日産叩きに

小林: 下津判事もキャリアの打ち止めだろうな、公証人の仕事が待ってるよ。これでヒュンダイまで加勢に加わったら日産や日本政府じゃもう勝てない。先の二千万円年金報告書を書いた厚労省の役人と同じで、仕事で作文させられた挙句、コースから外されて閑職にサヨナラだ。

ハヤト: ま、特捜部は中々潰れないと思いますが、まずは地裁の判事に責任を押し付けるでしょうからね。私としては本当にG7で取り上げてもらって、特捜部も廃止してもらいたいのですがね。高度成長期や戦後間もなくならともかく、現在では益より害の方が多いです。



閑話休題

 

小林: 先は情報がなかったせいか、機雷とか砲撃とか色々あったが、米政府の発表が正しいだろうな。爆発はリムペットマイン(吸着機雷)で、航行中に舷側に取り付けて起爆させたものだ。上の写真だと直径60センチくらいだが、時速30キロのタンカーに並行して取り付けるのは訓練なしじゃ難しいだろうな。取り付けたのは前の晩で、出港時にフロッグマンが付けたんじゃ、この位置じゃ乗員にバレるだろうからな。大きさは忍者の水蜘蛛くらいだ。



ハヤト: この写真自体捏造という説もあるのですがね、それはないと。

小林: 砲撃でこの距離(14~15マイル)を当てるのはもっと難しいし、機雷だったら水面下で爆発しているはずだ。国華船とノルウェー船をほぼ同時刻に爆破するなら、もっと確実な手段が欲しいし、同じ襲撃者なら船ごとに攻撃方法を変える合理性もない。変だと思っていたんだ。しかし、この事件の問題はここにはないんだ。下のはある国際政治学者の戯言だが。



ハヤト: 大したことないですね、この程度なら私でも言えます。で、少しく調べたんですがね、先のサウジアラビアでのパイプライン襲撃では同日にイランのザリフ外相がインドを訪問しています。パイプラインの話は、マア、前に少し検討しましたね。同様の例が他にもあるのではと。

小林: 自爆テロとか銃撃といった「ハード」テロではなく、ドローン爆弾のようなイヤガラセのような攻撃で、一見関係なさそうに見えるが、イラン側がある程度予期して慣れっこになっているあたり(ザリフ言)、イランが封鎖打開に向けて政治的アクションを起こすたびに何か起こっていると考えても行き過ぎではないな。

ハヤト: つまり、このテロは予測可能なものだったんですよ。

小林: 水雷の設置方法からすると日本船を狙ったとは必ずしも言えない。両船ともイランの領海内で、ごく近い水域を航行していた。通りがかりを片っ端にということも考えられるが、大事なのは安倍氏の会談に併せて「イランの指導部に分かるように」騒ぎを起こすということだ。サウジアラビアとインドのパイプラインは一見関係がないからな。

ハヤト: イランにとっても困る話だと思うのですよ。封鎖で原油輸出ができないのですから、何とかしなければとアクションを起こすと誰かがドローンや爆弾で困ったことをする。襲撃の手際の良さからして、準軍事組織なことは明らかなんですが、同様の組織はイランにもサウジにもUAEの配下にもいます。

小林: つまり、手駒に使ったつもりがコントロールが効かなくなっているんだな。先の事件も含め注意深く観察してれば、これは予測可能なものだったよ。少なくとも安倍氏の出立前に、誰かが事情を説明してご注進すべきだった。上のガクシャもウチと似たり寄ったりのようだが、行けばテロが起こると説得すれば、少なくとも安倍ちゃんはイランには行かなかったよ。

ハヤト: つまり、日本はもちろんですが、イランも被害者と。

小林: 目先の利害で自分の国やスポンサーを困らすようなことをする輩は日本にだっているよ。いずれにしろ、インテリジェンス(官公署、大学、シンクタンク)が足らなかったな。起こってしまってからでは遅いんだ。起こる前に手を打たないと。これは安倍氏の失態ですらない。失態があったのは外務省とその関連シンクタンク(JOGMEC等)だ。曲がりなりにも国の元首にこんな恥を搔かせちゃいかんな。

ハヤト: 打開策はあるんですかね。

小林: それこそイラン政府と協力して、国交省や自衛隊の調査員も総動員して真相を解明することだな。安倍氏に責任があるとすれば、こういうフォローを取るか取らないかだろう。それで殉職者が出たならカタールに戦艦を送ればいい。F53空母だってある。軍艦送れば良いわけでもないけれども。少なくとも真剣に真相究明することを表明して、それを実践し、調査と邦船護衛のために同盟国の軍艦がイランの港にあれば、少なくとも米イ戦争は起きない。

ハヤト: では、今回はここまで。