Mobilesuit Gundam Magnificent Theaters 2005.

An another tale of Zeta・・・INTERVIEW


(インタビュー 2018/11/19)




機動戦士Zガンダム ハヤト・コバヤシさん
※本作の記述とは関係ありません。



はじめに

ハヤト: 皆さんこんにちは、カラバのハヤト・コバヤシです。ATZのインタビュアーを務めています。

小林: 作者の小林昭人です。


1.男女交際と北方領土



小林: 日本の政権がアブナイ状態になると必ず秋波を送ってくるのがロシアだけど、やっぱり選挙が近いのかな? 最近はあちこちで道路工事してるし。

ハヤト: 今回は時事ネタですが、毎度毎度と思うのですよ、空手形でまた騙されるのがオチじゃないですか?

小林: 安倍自民としては騙されても良いんだ。選挙対策の有権者向けアドバルーンだから、いつも。

ハヤト: アナタはいつもにも増して懐疑的ですが、オフレコで男女交際の話をしてましたね。何か関係でも?

 

小林: 男女交際もそうだが、まずはお友達から始まるべきだと思うんだ。時間を掛けて関係を作り、なんでも話せる仲になって、ようやく交際とか結婚とかになるわけだ。学校じゃ教えないがな、思い込みで突っ走ってもまず上手くいかない。片思いなんて世間はともかく実際は無駄な労力で自慢にならないよ。それよりも話のできる異性と話す時間を作るべきだ。

ハヤト: とは言ってもですねえ、実際は仕事とか学業とかで上手くいかないじゃないですか。あ、そこには立ち入らないんですね。

小林: その話じゃないからな、言いたいことは2島返還も良いけれども、それ以前の問題としてこの地域と日本が人や経済で十分に結びついていないことだ。つまり、安倍さんほかの言っていることは片思い男子の思い込みの世迷い言なんだよね。

ハヤト: ロシアの提案に対しては、まずは出入国を自由にし、経済的交流を双方の都合で妨げられずにできる環境作りを逆提案すべきだったと。

小林: 今流で言えば特区だな、領土問題はひとまず棚上げにして、基礎となる関係を作るべきだ。ロシア軍と共同の防衛隊や警察を提案してもいい。



ハヤト: ロシアがそれを拒絶したらこの話は水に流すということですね。

小林: 付き合う気のない女にいつまでも未練なのも無駄でミジメだからな。で、これが日本側の試金石。条約交渉の前に言うべきはそれだったよね。占領からすでに70年も経っているんだ。双方とも積み上がった事情があるし、それを解決するのはこの方法しかないよ。確か伊東乾という経済学者が似たようなことを言っていたな。


2.日本の常識は世界の非常識



ハヤト: 安倍さんとの会談ではプーチンさんは歯舞、色丹2島の返還に言及しつつ、これらの島に米軍が駐留することについては文書で排除を求めても来ましたね。これについてはいかがでしょう? 地図を見る限り、現在でもほぼ無人島で、択捉、国後に比べると経済的にも軍事的にも価値のない島に見えますがね。

小林: 価値があったらロシア軍がすでに基地を置いているよね。米軍も置くとは思えないが、北方領土については日本側にもロシアへの警戒感が強いことはプーチンも分かっているんだ。そこで、交渉を進めるにあたり、日本側の本気度を測るポイントとして考えているんじゃないか?

ハヤト: それ以前の問題として、返還されたらそもそも日本の領土でしょう? そこに米軍が出てくることが理解に苦しむのですが。

小林: 有名な日本外務省の二枚舌でね。外務省は国内では憲法優位説を支持しつつ、対外的には条約優位説を主張している。ロシアはどうかといえば、憲法優位説は別に万国共通の原則じゃないから、条約優位説で話をしているんだろう。そうなれば、問題にすべきは日本の国内法じゃなく、日米安保条約となる。



ハヤト: となると、プーチンさんは日本側が安保条約についてアメリカと交渉を始めた所が、話を進めるポイントと見ているわけですね。

小林: そういうこと、だから、日本側がアメリカと交渉を開始しない限り、押しても引いてもロシアは動かない。

ハヤト: プーチンさんは安倍さんにできると思ってないと思いますよ。

小林: 千島列島のうち、北方4島は列島に属さない日本固有の領土という主張が国際的にほとんど支持がないこともある。で、そこまで見切られているから、今回の件は空手形、大騒ぎするのもバカバカしいとなる。韓国が中途半端な合弁事業を北朝鮮とやって、朝鮮の都合でいちいち反故にされている愚に日本も倣うことになる。

ハヤト: 男女交際の喩えは、提案しても良かったと思いますよ。

小林: 原発もそうだけど、先の入管法改正案(技能実習生制度の拡大案)にしても、こういうことを今の日本の政府と官僚にやらせることに不安があるんだ。

ハヤト: そういえば技能実習生制度のことをアナタは小説で「奴隷労働」と露骨に書いてましたね。


閑話休題

1.ついに小説の主人公になった私



小林: インタビュー中に入ってきたニュースだが、明日以降しばらくはこれで盛り上がるのだろうな(ゴーン逮捕)。報酬10億円といっても歩合制だっただろうから、彼に言わせれば「妥当な金額」だったのだろうが。EUでは報酬規制が議論されているね。

ハヤト: それはともかく、最近掴んだのですが、アナタの名前で小説書かれていたって知ってます?

 問題の小説

小林: 一応目を通したが、主人公のモデルがどう見てもこのワタシで、それで30話も書ける根性がすごいわな。それと言っとくけど、下のは間違っているから訂正な



ハヤト: ま、モデルはアナタのようですが、思い込みの激しい方のようで、確かに学歴はアナタとは違いますな。出身地もアナタは長野県で小説の昭人さんは東北だそうで。

小林: 諏訪清陵高校は私の住む地域では唯一の進学校でね、東海第三のような私学とか、工業高校で高卒で就職する奴なんか歯牙にも掛けなかったというのが本当で、実を言うと、そういう奴の方が社会ではうまく行ったというのも少なくないけどね。

ハヤト: 聞けばずいぶんやっかみもあったという話ですね。

小林: 今聞けば笑い話だが、清陵に行けなくて止むなく東海第三という子を持つ母親がウチの母親に食って掛かったとか、ガス抜きのために中学三年は毎日クラス会とか。とにかく、制度が今と違っていて、一中学で5人くらいしか行けなかったから、そういう話があったんだ。

ハヤト: ま、中学までは義務教育ですからね。

小林: かなり後になってそういう話を聞いたんだが、どうも私にコンプレックスを持っていたらしい、そいつを私が意識していたかといえば、期末試験で450以下なんて奴は私は名前も覚えていなかったからな。その後がどうあろうと、私にとっては虫けら、そういう感じだな。

ハヤト: 要するに実際のアナタは工業高校にいった彼女がその後どうなろうとほとんど関心なかったし、自分と比較しもしなかった。そういうことですね。

小林: 義務教育でなまじっか貧富関係なしに同じ学校にいた分、期末試験の点数は地頭のポテンシャルだ。看護短大とか、400点弱の工業高校なんてザコ、話になるものか。

 自慢話にウンザリな方はこちら

ハヤト: で、肝心の小説は目を通したんですか?

小林: いいや、全然、村田こうへいだったっけ、書きたいんだったら好きに書かせておこう。読んでないものを批判はできないからな。ただ、私だったら人工知能(AI)が物語の主軸になっているなら、それについての解説は早いうち(1、2話)にキチンとやるがな。アルゴリズムがどうなっているかとか、雑駁に目を通した感じでは、ネットや2ちゃんねるで集められる以上の内容はないようだ。ま、期末300点の頭じゃムリだと思うがな。

ハヤト: 扇風機回ってほしいですよ。ま、確かにアナタは気分で二千字くらい書いて「小説」とは口が裂けても言わない人ですね。

小林: そういう自意識があったらやっかみで小説書かないよ。私がネタなんだから、少なくとも私を唸らせる内容を書くのは最低限の品質保証だろう。

ハヤト: それはアナタだったらそうするという話ですね。


2.玉川モーニングショー



小林: 無益な自慢話はともかく、元々私はそういうの嫌いだし、「自分語りが嫌い」という司馬遼太郎が座右の銘だしとあるが、先のモーニングショー、私は橋下はいつもの論点移動だと低く評価したけど、巷では論破とか言われているようだよね。

ハヤト: シリアでの安田純平さんの事件ですね。私も失言は橋下氏の方が多いと感じましたが、「生還したジャーナリストは英雄」と言った玉川さんも勇み足というか、橋下氏に足を掬われるミスがありましたね。

小林: 以前に「過大評価のレトリック」として紹介したけどさ、そうそう橋下相手に失言は禁物だな。そう大したことではない話でも針小棒大で傷口を拡大して自分のペースにしてしまう。法律家としてはそういう論法を用いること自体問題あるのだけどさ。

ハヤト: 玉川氏は打つ手ありました?

小林: 話を聞くに、光母子殺害事件は橋下にとっても印象的な事件だったようだが、そこでの懲戒請求の集団扇動とか、最高裁まで行った裁判が裁判所に「こんな下らない事件で司直を騒がせてくれるな」と一蹴された件とか。そもそも殺人事件の必要的弁護について、法律家として当然意義を知っていながら、重要性を故意に無視した点とか。法律専門職としての橋下の不適格性を論ずる材料は橋下も口が滑って提供してはいたな。

ハヤト: ま、橋下氏の方を評価するといった論調は、私にも良く分からないです。


3.麻生大学発言



小林: これも放っておけば良い話だな。福岡市長戦で対立候補の市長が国立大出身なのを「人の税金を使って」と誹謗していたが、税金なら私大にも使われているし、麻生氏についてならいつもの放言だ。野党もなんでそんなに話題にするのかね。実はこの発言を見て、私は30年前の特警ウインスペクターを思い出してしまったのだが。



ハヤト: ま、オフレコで話していたので調べたのですが、21話「選ばれた男」ですね。古い政治家と財界人の老人が共謀して、権力と財力で「社会に不要な人間」を抹殺して歩く話です。「国立大卒でフリーター」という方も抹殺対象に選ばれていて、、

小林: 当然ウインスペクターと宮内司令官に阻止されるのだけどさ、時期からしてモデルは児玉誉士夫とか笹川良一とかもっと古い人だと思うけど、同じような発想をする人間がお子様向けビデオSFじゃなく、現実世界に現役の政治家としていたということだろうな。

ハヤト: この作品は宇宙刑事シリーズの後番で、当時としては先鋭的な試みをいくつもしていましたが、放送年が1990年と言われるとちょっと信じがたいものがありますよ。内容的に映像も技術も2000年代で十分通用します。



小林: 騙されたことがあってさ、二年ほど前に作品の舞台になった高松城に行ったのだけどさ、石垣が意外と低くて、ドラマの悪人に襲われた純子捜査官が転落して行方不明というプロットがそもそも成り立たないと。それに同じ話でキーマンになる少年が食べていた「将八うどん」が高松にあると思って街中を探したがなかったとか。

ハヤト: 瀬戸大橋が開通した翌々年のドラマです、うどん店だって移転していますよ。将八うどんは現在でもあるみたいですが、高松には出店していません。ウインスペクターの時にはあったんですかね。

小林: 知らないよ、それと全国的に有名な丸亀製麺が肝心のさぬきには一店舗もないというのは言っておいてよいだろうな。

ハヤト: 他にもあるでしょうが、とりあえず今回はここまで。