Mobilesuit Gundam Magnificent Theaters 2005.

An another tale of Zeta・・・INTERVIEW


(インタビュー 2018/2/1)




機動戦士Zガンダム ハヤト・コバヤシさん
※本作の記述とは関係ありません。



はじめに

ハヤト: 皆さんこんにちは、カラバのハヤト・コバヤシです。ATZのインタビュアーを務めています。

小林: 作者の小林昭人です。



1.昔の映画鑑賞



小林: ヤマト2202の10話まで見たけど、まあ、どうしようもないとしか言えないな。しかし、何か間違っているようなきがするな。ヤマトがではなく、今の作品の作られ方それ自体が

ハヤト: そうですね、2202は視聴するにはお金が必要です。シネコンだって2千円くらいでしょう? アマゾンでデジタルセル版を買えばおよそ4千円です。

小林: そのくらいの金なら面白ければ何度でも見に行くよ。現に20年近く前の話だが、スター・ウォーズのエピソード3なんか、私は三回は見に行った。その前のエピソード4~6のデジタルリマスター版も含めれば、20回くらいは映画館に通っていた記憶がある。

ハヤト: アナタの場合、映画館は近くにはありませんよね?

小林: そうそう、エアコンもない古い映画館が二つほどあって、しかも上映していなかったから、アナキン・スカイウォーカーを見に行くためにはるばる和田峠を越えて60キロ先の佐久のシネコンまでドライブだ。実はZガンダム映画版もその式だったんだよね。三部作全部合わせるとガンダムのために400キロドライブか。

ハヤト: ATZを書きたくなる気持ち分かりますよ。ま、今では事情は改善されていますがね。

小林: でも、スター・ウォーズもガンダムも、私は別に熱狂的ファンというわけでもなかったよ。しかし、今の話が本当なら、本当なんだが、クルマで3,000キロ近くドライブしても、チケット代のほか、食事その他で(行くだけで)10万円以上散財していても、それが負担という意識はなかったな。

ハヤト: アナタみたいな人は、「映画の日」に映画を見に行くという発想がそもそもないでしょう?

小林: この構図じゃ、500円くらい安くたって、得をする構図じゃないからな。



2.「ハレ」のイベント



ハヤト: でも、今のアナタは映画鑑賞にそれほどの犠牲はもう払いませんね?

小林: ネットのせいだが、良質な旧作が潤沢にアップされていて、それでお腹いっぱいというのがある。それはヤマトなんかもう何度も見たから、新しい作品を見たいというのは当然ある。しかし、ことごとくファンの期待を裏切るような変な作り方でしかも高いとくれば、それは映画館には足を運ばないわな。

ハヤト: 映画鑑賞で必要なのはチケット代だけではありません。アナタの場合は一日仕事ですから食事代も必要でしょうし、ガソリン代だって要るでしょう。

小林: 映画は上映時間が決まっているから、60キロ先だと現実的には午後の部で鑑賞になる。あまり遅いとまともな時間に帰れないしな、鑑賞代が2千円として、往復120キロ、実際は150ほどだが、の、ガソリン代がリッター8キロで2,500円ほど、新和田トンネル有料道路の通行料金が1,200円、それと鑑賞中のポップコーンとコーラ代が千円弱、800円くらいか、フライドチキンなんか買えば千円超えるな。そして昼食代と夕食代が各千円ほど、やっぱり何だかんだで8千円、たぶん1万円近くかかるな。

ハヤト: まあ、全てのケースで当てはまる事例じゃなさそうですが、アナタの場合は近くの映画館が改装されてシネコンになってもそれやっていたんですね?

小林: 映画鑑賞というのはイベントなんだ、安くて近くて便利だから良いというものじゃないし、鑑賞のついでに少し良いレストランで食事したり、温泉に入ったりとマルチタスクで考えている。今でカオルさんと一緒に大津の映画館に行くくらいだけど、それでも帰りにはDONQのパンを買ったり、ゴディバのチョコを買ったりだな。が、実はそれもあまりやってない。

ハヤト: 都会コンプレックス丸出しですね。しかし、そんな感じで見ると、ヤマト2202の問題は高いだけじゃないようですね。

小林: 率直に言わせてもらうと、それが地理的にいくらか有利でも、2202とかガンダムUCとかを映画館に観に行くような人間は精神病んでいると思うよ。これらの作品には作風として、ウォーズやZガンダムにはあった「ハレ」の雰囲気がないもの。映画以外にもいろんなことに金使うんだよ。普段は家にいたり職場を往復している人間が映画館に足を向けるということは。



ハヤト: ま、上の人や小林誠さんのような人が、「ファン」として映画館に向かう人の購買行動をそんなに考えているようには見えませんね。ファンからいくら取れるかを考えている感じはしますが。

小林: ヤマトやUC以外にも金を使うし、使いたいでしょ。それが分かってないから、どちらもヲタク以外に相手にされないんだ。彼女とデートしたり、美味しいものを食べたり、欲しいものを買ったり、ある日の映画鑑賞というのはそういった行動のごく一部なんだ。だから、人の財布の中身を見透かして、それを全部むしり取るような価格設定をしてはいけない。

ハヤト: ま、2202の関連グッズを全部買ったらウン万円単位ですからね。映画館でブルーレイを売るというのも、頭おかしいんじゃないかと。

小林: あながち間違いとはいえんがな、食事は吉野家とマクドナルドで移動はバス、2202グッズに遊興費の大半を注ぎ込むような物好きがそう多いとも思えないんだ。



3.旧作に有利な映画鑑賞



ハヤト: それにしても旧作に有利なことは否めません。見ての通り、かなりの覚悟がいる購買行動ですし、それでいて事実上タダで見れる旧作と逐一比較されるとは。

小林: 2202を批評するなら、私だってkissanimeでアップされた後にするよ。いや、少なくともこの程度の作品じゃ、私は映画館には足を運ばんな。知っての通り、宇宙戦艦ヤマトは名作だし、二流の脚本家とアニメータに乗り越えられる壁とは思えないからさ。

ハヤト: あなたが20回見に行ったスター・ウォーズのエピソード1~3も「実は凡作」という評があるんですが、それとはどこが違うんですか?

小林: 実は凡作かもしれないとは私も思うよ、でも、ナタリー・ポートマンの演技は旧作のキャリー・フィッシャーより良かったし、マクレガーやクリスチャンセンの殺陣も旧作よりはレベルが高かった。CGとか脚本がというより、演者の魅力が旧作よりずっと高かった。やっぱり確実に上回る部分は必要だな。それに凡作と言われたシナリオも、今見てみればスターウォーズ世界を確実に拡げている。今のディズニーの作品だって、エピソード1~3が基礎だからな、最初の4~6じゃ旧共和国というのが何だか分からなかった。

ハヤト: CG技術の進歩もありましたが、エピソード1~3では旧作からは想像もつかないほど垢抜けた未来世界である、「旧共和国」が描かれましたね。砂漠と太陽しかない4~6の世界とは、これはぜんぜん違う。

小林: ヨーダやオビ・ワンと言った人々の立ち位置がエピソード1~3で初めて明らかになったわけで、やっぱ見に行く価値あったな

ハヤト: 2202は焼き直しなんですが、何だか変な感じになっていますね。

小林: お立ち台のシーンなんか、私でもキムタクヤマトのパクリだと分かったよ。ギャラクティカがいちばん多そうだが、別にこれを見たからといって、ヤマト2最大の謎、大帝ズォーダーとテレサの関係が納得行くわけじゃないからな。

ハヤト: ヤマト2ではズォーダーは一面識もないテレサのことを良く知っていますし、恐れてもいますね。第1話から26話まで、間違いなくストーリーの基軸です。「さらば」では反物質人間という即物的な説明だったのですが。それでも他の敵とは扱いが違っていますね

小林: 私はレビューでテレサはテレザートの科学者かもしれず、ズォーダーとは面識があると書いたけど、2202をいくら見てもこの疑問に対する答えはありそうにないね。そういうのに応えるのが本当のリメイクじゃないか。

ハヤト: ま、藤川桂介氏が進めたヤマト2では、テレサは等身大の女性として描かれています。話数を50話に増やすとしたら、アナタならどうします?



小林: まあ、滅亡前のテレザートの描写で、彼女の父母とか職場とかは当然描くだろうね。藤川の描写では、少なくとも千年女王(宇宙から来て地球社会に潜伏した超能力者)みたいな感じじゃないだろう。

ハヤト: 2202じゃ幼女だそうです。



閑話休題



小林: ほとぼりが冷めたら2199みたいにレビュー書いてトドメ刺してやろうとは思っているんだ。2199はちゃんと金払って見たがな。しかし、現状を見るとトドメを刺すまでもなく、ファンが離れていっている感じだな。福井・小林に対する期待値はほとんどゼロだ。

ハヤト: 掲示板なんかも殺伐としていてものすごく雰囲気が悪いのですよ。

小林: UCといい、福井が関わる作品はどうしてみんなこうなのだろうね。まあ、三流小説家の害毒を跳ね返せないブランド管理のまずさがいけないのだけどさ(>バンビジュ)。それにUCの時から指摘しているよ、福井という人は軍事を描くには現実感がなさすぎ、作風も臆病にすぎるとはな。頭の中で考えた仮想現実は人に相談したり、実践したり、歴史や現実の良く似た状況と対比して検証したりといった作業をしなければ安心して使えない。

ハヤト: ま、今のネットウヨクの人もいい勝負ですよ、小林さんとは相性良いんじゃないですか?

小林: UC絡みでは福井シンパのネトウヨが大挙してやってきて、無関係な山口二郎のサイトやバイクブログまで出没して人の評判落としてくれたけど、今でも残っているがな、それにメンヘラ注意報のあのナード、お前らの仲間だろう、あと、多すぎる削除要請、でも、ウチのサイトはつぶれなかったんだよな

ハヤト: UCだけでしたね。アナタが富野喜幸さんの悪口をいくら書いても、それで2ちゃんねるでバッシングはありませんでしたから。ああ、あとオルフェ千葉氏ですか、上にはそれも多少は入っていたでしょうね。

小林: 構成成分でいえば、UCよりはオルフェの方がいくらか多かっただろうな。でも、2199以降はオルフェはあまり関係なさそうだから、バンビジュとサンライズ、福井のナードがいやがらせ犯の主犯だろう。

ハヤト: まあ、2202も今みたいな調子じゃ、最後まで続けられるか心配です、ロクな最後じゃないでしょうが。あと、デザイナーの小林誠氏の評判はホント、最悪ですね。

小林: こちらがレビュー書いたら、福井共々これ以上ないほどボロボロに貶してやるよ。復活編では擁護したけどな。

ハヤト: じゃ、今回はここまで。