Mobilesuit Gundam Magnificent Theaters 2005.

An another tale of Zeta・・・INTERVIEW


(インタビュー 2017/10/25)




機動戦士Zガンダム ハヤト・コバヤシさん
※本作の記述とは関係ありません。



はじめに

ハヤト: 皆さんこんにちは、カラバのハヤト・コバヤシです。ATZのインタビュアーを務めています。

小林: 作者の小林昭人です。



1.トランプの引き立て役(日米会談)



小林: こちとら選挙も終わったし、ホントならもう少し喜色満面で迎えても良かったと思うが、ゴルフとかどう見ても安倍さんはトランプの引き立て役だねえ、、

ハヤト: あまり英語上手じゃなさそうですから、コースでも松山英樹(プロゴルファー)と話している場面ばかりが映されていて、安倍さんは隅でポツネンとしていたのが妙にうら寂しかったような。

小林: それはいいんだが、やってきたトランプににわかに「日本の貿易黒字」なんていう古びたテーマを持ち出されて、これといった得点もなく(アメリカのTPP参加とか)、兵器ばかりを買わされてサヨウナラというのは外務省何やっていたんだと。

ハヤト: 兵器と言いますと、普通は20年くらいのメンテナンス費用を見込んで契約しますね。F35戦闘機は1機150億円ですから、すでに購入を決めている42機ですと7,200億円、100機ですと1.5兆円ですか。

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小林: 福島廃炉の費用が30年で1基4兆円だから、思ったほど高くないな。F35だと年額750億円か。確か回転寿司店の年商が1店舗2億円だから、実はコンビニと同じなんだよね。大ざっぱに言って回転寿司屋・コンビニ400店舗分、回転寿司御三家のくら寿司くらいの仕事をアメリカにやるわけだ。仕事としては1万~1万5千人分くらいかな? コンビニの方はマア、これは1グループで数千~万店舗の世界だから、ちょっと比較にならないな。

ハヤト: あと、ミサイル防衛システムのイージス・アショアがあります。これも1基800億円で。

小林: これで2万人から3万人のアメリカ人が10~20年は職にありつけるんだから、これはこれで良いだろう。トランプも同じ考えじゃないか?

ハヤト: そういう考えもありますね。日本の方も同じ感じで中国や東南アジアに仕事持って行かれているんですが。



小林: だからさ、これはこれで安倍さんが習近平に日本に仕事持ってくる話をしに行けば良いんだよ。



ハヤト: 中国は兵器じゃなく旅客機を買いましたね。ボーイング787が600機ですから、これは日本のF35よりも多いです。



小林: マア、上みたいな見方が日本国民の一般的感情なんだろうが、見れば見るほどこの話は朝鮮がどうとか陰謀とか国辱外交とかじゃなくて、タダの国際経済学、比較優位の原則を地で行く話のように思えるな。

ハヤト: 中国は兵器市場ではアメリカのライバルですが、旅客機は作れませんからね。同じように日本は東レや三菱はボーイング787のパートナー企業ですが、イージス・アショアやF35は作れない。

小林: アメリカの飛行機が売れれば日本も儲かる構造なのだから、別に怒る話じゃないよね。で、787で儲けた分をF35に取られると。大ざっぱだがプラマイゼロで、損もしなければ得もしない。たぶんこれがトランプの、いや、アメリカの対日本観じゃないかな。

ハヤト: そういう感じ、トランプ氏の安倍さんに対する態度に出てましたよ。



小林: トランプのくせに急にスマートになったような気がするし、これはたぶんこれくらいの計算はしている奴がブレーンに付いたと思うんだ。



2.何が売れるの?



小林: マア、上の先生の宿題には答えを出したんじゃないかな。日米は蜜月なんかじゃなく、アメリカはあくまでも日本を冷たい功利の目で見ている。そしてこれは80年代に日本企業に破産させられたトランプの個人的怨恨とも平仄は合うわな。こんなのレポートに書いても不可だろうが、別に私は彼のゼミを受けるつもりはないので。

ハヤト: 先の構図では総じて見て、日本には中国に売れるものが無いと思うのですよ。家電は全滅ですし、自動車だって色々あってうまく行ってないでしょう?



小林: 中国の原発がそろそろ次々と爆発することに期待して、核汚染処理技術とか。福島というチェルノブイリを除けば世界にまたとない核汚染場を持つ日本なら、こういう研究では一歩リードできるわな。

ハヤト: その福島もフランスの会社の指導を受けているんですよ。それにそんなことが起きたら地球滅びてしまいます

小林: 兵器とか原発とか資本集約型のものはダメだと思うな。競合がいるし、何よりアメリカがそれを許すとは思えない。先の会談でも釘を刺されていたしな。

ハヤト: アメリカは日米関係の悪化は望んではいませんが、日本が今以上に発展することも望んでいないでしょうからね。

小林: そう、その視線の先にあるものはマイナスだ。何もしなければジリ貧になるしかない。今の日本にはどこも同情しないだろうからな。


閑話休題



小林: ここはもう少し安倍さんや日本にしっかりしてもらいたいが、トランプの長女のイヴァンカには外務省はチャネルを作った方が良いだろうな。発想が佐藤優的だが、親父ほど日本に対する偏見はないだろうし、すでに嫁に行っているから結婚していなくなる心配もない。先の訪問でも印象は良いようだし、これは工作しても損はないと思うよ。

ハヤト: 実質的なヴァイス・プレジデントでしょうね、マア、アナタは前からそう言ってましたが。



小林: チェコ大使を蹴ったからな。佐藤優がいればなあ、、私、あんなヒゲダルマ嫌いだけど、今回に限ってはいた方が良いと思うよ。

ハヤト: イヴァンカさんはトランプ氏の最初の奥さんの娘で、その奥さんはチェコ出身のモデルですから、チェコ大使任命は故郷に錦を飾る壮挙ですね。なぜ蹴ったんでしょう? トランプさんは任命するつもりだったんでしょう?



小林: 彼女の美貌と頭の良さを見れば分かるだろ、チェコくんだりで細々と外交官ごっこをするよりは、ワシントンの社交界で政治家や実業家に傅かれている方がよほど気分良いよ。そして、そういう選択をすること自体、彼女は自分の影響力を知っているということだ。バカな女性じゃないよ。

ハヤト: 先のF35なんですがね。機数を少し減らしてもらうとか、イージス・アショアを半額値引きしてくれるとかしてくれれば、中国の件もあり、日本儲かったんじゃないですか?

小林: 安倍さんには死んでもできない習近平へのセールストークを父親がやってくれたし、ここで彼女にスピン・ドクターになってもらえれば、この件で日本が損をしない構図は父親の逆鱗に触れることなくできそうな話だな。コスモクリーナーDの開発は三菱や日立じゃ当面無理そうだし。

ハヤト: ま、それもありますが、先ずは国力の立て直しが急務でしょうね。



小林: コスモクリーナーDを作っても再配分を適正にしてもらわなきゃな。旧型ミサイルを打ち上げている北朝鮮なんざ型落ち兵器で十分だ。



ついで・ヤマト2202



ハヤト: 一応アニヲタサイトですからね、250万隻の戦艦とか、死人よみがえり兵器とかもうメチャクチャな感じなんですが。

小林: ネットで発言している人にはオールドファンを自称しながら実は若い人も結構いるよね。若いと言ってもガンダムくらいからなんだけど、そのニワカが「2199が名作」なんて言っているのを見ると痛々しくて、で、そのニワカも2202にはソッポ向いているという。

ハヤト: 論調から察するにガンダムSEEDとか00、UCあたりから入った人ですかね、あと、少し古いですがエヴァンゲリオン。旧作ヤマトに対するリスペクトはほとんどないですね。銀河鉄道999なんか知らないんじゃないですか?

小林: 一応、ウチの見方では2199も2202も救いがたい駄作だが、福井晴敏が脚本家としてはてんでダメというのも再確認したな。

ハヤト: 脚本はマア、純技術的に旧作のレベルに及んでいませんね。無駄な台詞回し、間が多すぎて

小林: その駄脚本の上にデザイナーの小林がオレメカのカットを長めに取るからますます間延びする。2199とは違う意味で眠気を誘う作品だな。聞けば打ち切りの話もあるそうなんだ。

ハヤト: 脚本家なんてのは、ヤマト2でも藤川さんだけじゃなく、何人も入れ替わり立ち替わりで書いてましたね。

小林: そちらの方が本当だわな。

ハヤト: 熟練した演出家でもなく、脚本家でもなかった西崎義展氏の場合は「総監督」というこれまでなかった地位をでっちあげましたがね。

小林: 福井も熟練した演出家でもなく、脚本家でもないのだから、そういう地位に収まるべきだったな。副監督とかいうわけのわからない地位にいる小林は素直に作画監督で良いよ。メカしかできなければ設定とか。いずれにしろ、プロじゃない連中がドヤ顔して作っているのが見苦しくて。

ハヤト: この作品については、上で大方言い尽くした感じがありますね。

小林: 実写の世界では人気漫画を実写化してコケる監督の「俺病(原作を無視して自分のカラーを出しすぎる)」がそろそろ問題になっているけど、アニメの世界では前からだし、人気が出る前から二人三脚というケースもあったから、この弊害の総括はきちんとなされなかった感じだな。

ハヤト: それじゃ、今回はここまで。