Mobilesuit Gundam Magnificent Theaters 2005.

An another tale of Zeta・・・INTERVIEW


(インタビュー 2017/6/14)




機動戦士Zガンダム ハヤト・コバヤシさん
※本作の記述とは関係ありません。



はじめに

ハヤト: 皆さんこんにちは、カラバのハヤト・コバヤシです。ATZのインタビュアーを務めています。

小林: 作者の小林昭人です。



1.テロ等準備罪



ハヤト: ウチではほとんど扱いませんでしたが、成立してしまいましたね

小林: 組織犯罪対策としては前から凶器等準備集合罪(刑法208条の2)があったんだ。しかし、詐欺とか窃盗といった凶器を要さないような犯罪は対象にならなかったし、対象も生命・身体・財産を目的とするものに限られていた。あと、破壊活動防止法がある。というわけで先例がなかったわけではなかったんだ。

(政治目的のための放火の罪の予備等)
破壊活動防止法第三十九条  政治上の主義若しくは施策を推進し、支持し、又はこれに反対する目的をもつて、刑法第百八条(放火) 、第百九条第一項(同左)、第百十七条第一項前段(激発物破裂)、第百二十六条第一項若しくは第二項(汽車転覆)、第百九十九条若しくは第二百三十六条第一項の罪(殺人及び強盗)の予備、陰謀若しくは教唆をなし、又はこれらの罪を実行させる目的をもつてするその罪のせん動をなした者は、五年以下の懲役又は禁こに処する。


国家公務員法第百十条  次の各号のいずれかに該当する者は、三年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。
十七  何人たるを問わず第九十八条第二項前段(注・争議行為)に規定する違法な行為の遂行を共謀し、そそのかし、若しくはあおり、又はこれらの行為を企てた者


ハヤト: しかし、これらの法律は対象となる犯罪をかなり絞っています。今回の法律は著作権法まで含んでいて、かなり広範な規制ではないかと思うのですが。

小林: 著作権法も例えば違法サイトへのアップロードとか、著作権者に財産上の損害を与える行為がある。共謀罪は元々英米法上の概念なんだ。条約の方も対象は「4年以上の禁固刑相当の犯罪」と不特定で、そういう犯罪を犯す目的で集合した者どもを「犯罪団体」という。日本法には無い概念だな。

ハヤト: 日本の法律はドイツのものを参考にしてますからね。

小林: だから法律主義が厳格な割に科刑における裁判官の裁量が大きく、「4年以上(執行猶予が付かない)」では対象となる犯罪が山ほどある。それに比べ、今の内閣の説明は明らかに不十分だ。法文を手に入れるのも苦労だし、「犯罪団体」の定義に必要な別表三、対象となる罪を列挙した別表四についてもきちんと提示はおろか、まるで説明らしい説明がない。

ハヤト: ネトウヨの方には何かと評判の悪い教育委員会制度もアメリカ産でしたっけ?

小林: そういうこと、この現状を見れば、共謀罪も使いこなせずロクな顛末にならない末路が目に浮かぶようだ。



2.最近はレビューするような作品が、、



小林: 一応、銀河鉄道物語のレビューを始めているが、この作品も2003年の作品で、何と14年も前の作品だ。新しい作品を加えたいと思っても、いろいろ問題ありで困っている。

ハヤト: そんなことありませんよ、AGEは2012年、Gレコは2014年でそんなに古くありません。2199だって2013年の作品ですし。

小林: どれもロクな作品じゃないじゃないか。ダレた作風でこちらが本気で掛かるような作品じゃないよ。現にレビューもCランクの簡易型だ。

当サイトのレビューランク ※ATZ、ヤマトは飛田カオルのため除外
Sランク(大マジメ) ダイラガー
Nランク(普通) Zレビュー
Lランク(適当に流す) ZZ、AGE、2199

ハヤト: アナタ自分のレビューを忘れてますよ。AGEや2199くらいは正しくはL(=C)ランクです。

小林: どちらでも良いが、、GレコはLだが、見てもあまりに話が分かりにくいので用語集を付けた。Lプラスと言うべきか。

ハヤト: このレビューランク自体、あまり意味あるものじゃないかも知れませんね。銀鉄はGレコを手本にレビューしているそうですが。

小林: しかし、、批評して駄作だ何だという前に、最近は批評に値するような作品が少ないとも言えるんだよね。そもそも評論以前の足切りでダメという作品もある。オルフェンズなんか典型だ。

ハヤト: 構成の巧みさとか映像技術以前の問題として、制作姿勢とテーマが基準外と。



小林: 私の言い分が間違っていたとしたら、松方弘樹が死んだときにテレビ局は丸一日網走番外地をやっていたよ

ハヤト: 2202もダメですね。福井さんとスタッフが完成記念行脚とか行ってみんなで護国神社に行ったとか(ツイッター)。

小林: 頭おかしいよ、石原都政時代以降、興業的には実質失敗作でも変な人のご機嫌を取れば金だけは入るというモデルができあがってしまっているからな。石原が辞めてから、クールジャパン戦略と名前を変えて自民党に引き継がれたけど。



小林: うまく行くわけないんだ。クリエイションがどうのと言ってはいるが、実質は政策にかこつけた自民党とそれに癒着した人間の公金ネコババの仕組みだから。そこに擦り寄ることが仕事だと勘違いしてるのがメガホン取ってちゃ(>なあ、福井)、まともな作品になるわけがない。ウチがUC評価しない理由だけども



ハヤト: 福井さんの作品と言えば、カオルさんと共同で「キャプテン・ハーロック」を検討しようという話もありましたね。

小林: 途中で必要なしとして取り止めたけどね。とにかく、この構図はウチがサイト作った時にはすでにあったんだ。

ハヤト: でも、仕方がないと思える所もありますよ。福井氏や小林誠氏の言動行動は一概に否定し去って良いとは言い難いものもあります。「仕事」としてアニメーションをやっていく作業はそれはそれで色々ありますから。

小林: 長くなったので次回に行こう。

ハヤト: それじゃ、次。