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An another tale of Z reviews

宇宙戦艦ヤマト2202

第19話「ヤマトを継ぐもの! その名は銀河」

あらすじ
 加藤の裏切りでエンジン停止したヤマトは彗星帝国に落下し、土方は総員退艦を命じる。僚艦アンタレスが乗員収容の最中、山南のアンドロメダを破滅ミサイルが襲う。間一髪で巨大な波動防壁が出現し、新戦艦ギンガが姿を現す。

Aパート:ヤマト脱出、新型ギンガ登場
Bパート:ブラックバード作戦、雪の記憶喪失

コメント
 一話20分の半分はヤマト墜落と総員退艦の場面、エンジンが停止したヤマトは島が反抗し総員パニックの混乱状態だが、救援に駆けつけた戦艦アンタレスは平気そうで、本作の彗星は前作みたいに無理やり引きずり込まれて押し潰されるようなものではないらしい。前作の白色彗星は人工的に作られた「白色矮星(太陽数個分の質量を持つ)」で便宜上「彗星」と読み替えられたものだが、本作では大きさは木星並みなものの中身はがらんどうの「タダの構造物」なので、実は重力も大きくないらしい。ちなみに木星の脱出速度は毎秒60キロで重力は地球の2.37倍である。恒星間宇宙船のヤマトならエンジンを再始動すれば容易に脱出できそうだが、2199や2202のヤマトは戦艦というより遊覧船なので、乗員は平気の平さでアンタレスに乗り込み、逃げ遅れた土方や古代は彗星に引きずり込まれる。

 真田らが移乗した「ヤマト級」戦艦ギンガは全艦AI制御のオート戦艦で、艦長の藤堂以下、根暗で暇そうな乗員に次作戦の説明を受けた彼らは嫌そうな顔をする。藤堂によれば練度の高いヤマト乗員が「コーチング」することでより完全なAI戦艦ができるらしい。しかし、AIの作戦立案能力は相当に低く、愚直な正面突撃という作戦案にヤマト乗員はウンザリした顔をする。そして、波動コアの散布要員に裏切り者の加藤が指名され、バラ撒かれた波動粒子に藤堂がポチッと点火して始末する。数万隻の敵艦隊はこれで吹き飛び、加藤のコスモゼロは火を噴いて落ちる。藤堂によれば散布要員は当面が人間がやるが、AIによりいずれ自動化されるらしい。なぜギンガに役にも立たないパイロットの篠原が乗り組んでいるか分かったが、実はギンガにはもう一つ大きな秘密が隠されていた。

 「不要なものは排除」、裏切った加藤は特攻させてさっさと戦死させ、退艦したヤマト乗員もそのまま前線勤務など、「戦って死ね」とのたまう芦沢といい、まるで戦時中の日本軍みたいな地球軍だが、作戦指導は相当頭悪く、多くのAI戦艦やガミラス艦は経験値を積む間もなく轟沈し、犠牲の割にあまりご利益のなさそうな戦いを続けている。なお、その間に惑星ゼムリアに不時着したヤマトでは蘇生体を使って桂木暗殺の挙に出たズォーダーが森雪の正体に気づき、キーマンがゼムリアの遺跡を発見する。

カオルのひとこと
 土方が総員退艦を命じ、重力につかまっていよいよヤマトから脱出不可能となったそのとき、「あれは?!」と驚く山南の声で半笑いに。そこにドドーンと登場するヤマト弐号機は、波動砲の砲口にドカーンと「銀河」のロゴマーク入り。展望ドームつきの豪華客船のようなデザインがかっこ悪すぎて笑いが止まらなくなる。そこに現れる白い軍服の女性艦長は「ここは通さない」といきり立っているが、見ているこちらは「あんた、誰???」状態で、話の盛り上がりに全然ついていくことができない。
 AI戦艦、ブラックバード作戦で敵艦隊殲滅、墜落したヤマトの行方に森雪の記憶喪失、前編これクライマックスという構成で、かえって何一つ印象に残らない。一体誰と、なんのために戦ってるんだっけ?

評点
★ ギンガは洗濯機だけで十分(小林)。
★ ヤマトが2隻に増えてテンション上がると思っているの?(カオル)


用語解説

藤堂早紀
 長官藤堂の娘の戦艦ギンガ艦長、ガミラスの攻撃と幼い時に母の自殺を目撃したことから重度の人間嫌いに陥り、人間的な感情を感傷と嗤うサイコパス気質の地球軍士官。時間断層が発見されたことで断層に赴き、ギンガの建造や地球艦隊増産に携わる。「力は正義」という地球よりむしろガトランティスに親和性のある思想信条を持つが、彼女が断層の任についた時、ガトランティスの軍事力の全貌は明らかになっていなかった。同様の人格欠落者で適齢期を過ぎた年増の神埼、短大卒の市瀬、日下部の二人の部下がいる。このような事情から同じくギンガに配属された元ヤマト乗員の山崎、保科、篠崎への扱いはパワハラを極め、山崎は機関室、篠崎はカタパルト脇の小部屋に押し込められて他の乗員(女性)との接触を禁じられる。また、保科と岬が恋仲なのを知り、無理やり結婚させて「浄化」するなど、その采配は乗員の私生活に及んでいる。が、理知に生きる自分も求められたのは子宮だけという、芹沢と黒アナライザーの卑猥(ひわい)な野望を知り、突如人間宣言してAI信仰を放棄する。出番は少ないがシリーズ一のお騒がせキャラ。



第20話 ガトランティス、呪われし子ら

あらすじ
 ゼムリアの遺跡でキーマンらは大帝ズォーダーの秘密を知る。ガミラス軍が合流し、数百隻のアンドロメダ艦隊が出撃し、戦いは人間対クローンからAI対クローンの消耗戦に陥る。

Aパート:アンドロメダコピペ艦隊、ゼムリアの秘密
Bパート:ガミラス艦隊出撃、滅びの方舟への道

コメント
 外惑星での戦いは三話前からダラダラ続いているが一向に終わる気配がなく、彗星要塞に粉砕された主力艦隊には補充がされ、膨大の数のAI戦艦が次々と波動砲を乱射して戦線に投入される。こうなると先の戦いはヤマトやアポロノームなど戦艦や貴重な人的資源をムダにしただけで、これは時間断層の存在を明かしてAI戦艦を先に突撃させた方が良かったように見える。痛恨の戦略ミスだが、作者の福井には言い訳はあっても知略はないので、司令部の芦沢はヒステリックに突撃作戦の継続を命じる。が、怠惰な消耗戦による精神の腐食は芦沢のみならずギンガ操舵手の市瀬など地球軍の将兵をも侵し始め、操縦術の未熟を指摘された彼女は「腕を取り替えればいい」とうそぶき島を呆れさせる。

 AIに戦略立案機能があるのなら、彗星が接近する前に時間断層でAI戦艦を大量生産してズラリと並べ、より以上の超兵器(宇宙破壊爆弾など)も開発してガトランティスの侵攻を戦う前に食い止めることができたし、たぶん、それが最適解だろう。いくら無尽蔵に量産できるとはいえ、兵力の逐次投入は愚行であるし、1隻しかないCRS搭載艦を未熟な若い艦長に与えて最前線に投入するなどはどういう合理性のあるものだろう?

 ヤマトが不時着したゼムリア星は木星ほどの大きさのある彗星要塞の内部の小宇宙にある火星大の星で、かつてのガトランティスの母星だが、先住民は発達させすぎた戦闘民族に滅ぼされる。キーマンが起動した記録媒体によるとズォーダーの年齢は一千歳以上と鎌倉大仏と同じで、時代はエジンバラ城の建設が始まった頃で、後醍醐天皇や牛久大仏より年上である。妻を殺されたことでゼムリアに復讐したズォーダーは「愛」を持つ知的生命体の抹殺を試みるが、それは数万年に及ぶ大事業であった。

カオルのひとこと
 ゼムリア星に墜落したヤマトは、地球で埋もれていた状態のヤマトと同様の状態になっており「これがやりたかったんだな」という構図に大いにしらける。ところで本作はテロップなど一切ないため、彼らがどこにいるのかさっぱりわからない。アンドロメダは地球に戻っているが、一体それなら彼らはどれだけ離れたところにいるのだろう?
 ゼムリア星探索に出かけたキーマン、斎藤、永倉とアナライザーは、ガトランティスの遺物を発見。ゼムリアがガトランティスを作った、という過去の歴史を延々と聞かされる。子供の学芸会のような芝居でズォーダーとサーベラーの過去の経緯を語られるが、正直、こんな話を見たいのではなかった。断片的に過去の記憶を語られても筋がつながらないし、見ている側はちっとも物語に入っていけない。ガトランティスの過去とか、ヤマトのストーリーに必要?

評点
★ ガトランティスの侵略企図が薄弱すぎ(小林)。
★ 過去を断片的に語られるだけでストーリーになっていない(カオル)。


用語解説

愛の戦士たち
 元作「さらば宇宙戦艦ヤマト」では侵略者ガトランティスに立ち向かう勇敢なヤマト乗組員、特に古代と森雪を指していたが、何かにつけて曲がったことが大好きな頭の悪い脚本家福井晴敏により「愛」に絶望するガトランティスの大帝に置き換えられる。が、その愛というもの、どうも性愛以外の解釈がないらしく、頑なに男女交際を禁じる中学校の教師のように、ズォーダーは両性生殖する全ての生命体を抹殺して歩くことを使命とするという、わけの分からないことになっている。ズォーダーがゼムリアを滅ぼした時代にはチキンラーメンも日本そばも発明されていなかったので、畜産業による生産物をことのほか憎む彼の食卓にはそばがきや粥のようなごく簡素な食物しか供されず、残りはクロレラやユーグレナなど単細胞生物の塩漬け(醤油の発明は16世紀)などである。なお、この時代には砂糖もない。頑健な体を支えるタンパク質も植物性と推測され、清朝皇帝の満漢宴席などは雄雌の「愛」が必要な動物性タンパクを大量に用いる分、彼にとっては憎むべきものである。また、宇宙の果てから毎週「ポチたまペットの旅」を視聴して怒り狂い、蘇生体を大量爆発させることも日課である。彼の目的は全ての生命を滅ぼした後、「愛」に縛られない新たな生命体の出現を待つことである。



第21話 悪夢からの脱出!

あらすじ
 最後のゼムリア人サーベラー(桂木)により、全てのガトランティスを滅ぼす言葉「ゴレム」が明かされる。情報を地球に伝えるため、ヤマトはゼムリアからの脱出を図る。

Aパート:滅びの言葉「ゴレム」、山南スペシャル出撃
Bパート:G計画発動、プリンセス山南の脱出マジック

コメント
 あ〜あ、やっちゃったというのが冒頭10分を見ての感想。滅びの言葉「ゴレム」とはゼムリア人の仕組んだガトランティスの安全装置で、過去の戦争でもなぜか使われず、現在はズォーダーの玉座になっているらしい。作動すると全宇宙の全ての人工生命が死滅する。ガトランティスがいかに膨大な戦力を誇ろうとも、古代と雪が玉座で「ゴレム!」と叫べば全てのガトランティスがズォーダーも含めて自爆して滅びてしまうのだ。

 あえて疑問を呈するならば、開戦から時間断層を使って戦力を無尽蔵に生産して抵抗する地球軍の戦略には疑問がある。緒戦で人的資源を消耗しすぎることは先に書いたし、敵が惑星級のものなら、既存タイプの戦艦を量産するよりも、ガトランティスのような合体ビームや一秒間に数千発の波動砲を打ち込む波動バルカン、100体合体の巨大アンドロメダロボなど、敵に合わせた柔軟な兵器生産の余地はあるはずだ。が、デザイナーの小林誠が遊びのようなアンドロメダの変わり型を出す以外に交戦経験が生かされた様子はなく、G計画の人体改造計画やミュータント増産もいかにも迂遠そうで当座には間に合いそうにない。AIが考えたにしては頭悪すぎる計略である。

 「手足は良いから体だけ」という、卑猥(ひわい)な黒アナライザーに激昂したギンガの藤堂はロボットをぶっ壊し、独自判断でヤマトとアンドロメダ救援に向かう。自艦の犠牲でヤマトを救出した山南は引田天功ばりの脱出マジックを披露し、制御を失ったアンドロメダは火星に墜落して轟沈する。藤堂の判断が作戦全体にどう影響したかは、次回で何の影響もなかったことが明らかになるので、実は作戦はAIなどではなく、軍国主義者の司令官、芦沢の独断と独善で立案されたものでしかなく、AIはそれを正当化する方便だと分かる。

カオルのひとこと
 毎回思うのだが、導入の場面が結構唐突でつながりがなかったりして、毎度毎度話のなりゆきを見失う。最初から見る気がなくなる構成なので、見続けるのに異様なほどの忍耐を強いられる。ガトランティスの過去話はまだまだ続いているが、その目的は最終兵器の情報をゲットするためのようである。これで、話はそのゴレムとかいう厨なネーミングの最終兵器をゲットしてドカーンと一発終わらせます〜!という方向へ向かっているとわかる、というわけだ。
 一方地球では姿を表した白色彗星と地球艦隊が対決する。アンドロメダはついに山南一人のボッチ戦艦となり、適当に派手派手しいが戦略戦術等さっぱりわからない戦いが繰り広げられる。一人でアンドロメダ戦艦多数を操縦する山南無双が笑いを誘う。ヤマトの方は初航海時さながらに埋もれた場所から土を割ってとびたっていき、ああ、これがやりたかっただけなんだなとまたもや白けた気分になる。ヤマト弐号機ではG計画の全容が明かされるが、AI化と女性の産む機械化、なんとも夢のなさすぎる話ではないか。ちなみに主人公の古代進は終始空気である。

評点
★★ 山南が引田天功になる必然性がない(小林)。
★★ ようやく本来の戦いの場面、しかしワンオペ艦隊はないわー(カオル)

用語解説

アンドロメダBBB
 改造アンドロメダに乗る山南が率いた200隻ほどの黒色のアンドロメダ型戦艦、実は山南以前にも150隻程度の一個隊が編成されていたがナレ死で全滅する。波動砲を撃てる以外は元のアンドロメダよりかなり弱く、生命維持機能も省かれた無人の粗製艦と思われる。ヤマト2の故事に倣い、真上から彗星要塞を波動砲で急襲したが、防御シールドに弾かれて攻撃は失敗に終わる。その後は彗星と護衛艦隊の反撃であっという間に撃ち減らされ、20話以降は出て来ないので在庫が尽きたと思われる。各々両舷に2隻のD型戦艦を貼り付けており、山南の攻撃では一挙に千隻近くが失われたが、その一部でも残しておけばヤマトはデスラーに襲撃されずに済んだ。



第22話 宿命の対決!

あらすじ
 時間断層で損傷を修復する戦艦ヤマト、分散していた元クルーも集結し、彗星帝国迎撃に再び出撃する。そこにズォーダーからヤマト撃滅の指令を受けたデスラーが現れ、デスラー砲をかわしたヤマトは接舷してデスラーに白兵戦を挑む。

Aパート:修理中のヤマト、プリンセス山南入院
Bパート:デスラーの襲撃、デスラー対キーマン

コメント
 同じような湿ったオープニングを二度繰り返すのは構成力が相当ないのだろう。前回はこれも湿った藤堂母の自殺シーンであった。森雪は記憶喪失のまま、古代たちは時間断層でヤマトの修理をしている。「最終決戦仕様」ということで変なレーダーが取り付けられ、改造は今のところ彗星帝国は戦艦と大型ミサイル中心だが対空砲が増強され、また、ほとんど活躍しなかったコスモタイガーを積む空母型アンドロメダが増産されて配備されている。やっぱりこのAI、どこかおかしい。

 少し前にゲーニッツが送った薬で加藤の息子も全快したようで、マジックワード「ゴレム」について知った古代たちはもう完勝ムードである。玉座を壊せば良いので次の作戦はヤマト1隻で、前回は雲霞の如くいたコピペ艦隊は随行せず、出撃直後にヤマトはデスラーの襲撃を受ける。山南とコピペ艦隊がいれば、デスラー砲の一発や二発は受けてもノイ・デウスーラくらいヤマトに関係なく簡単に撃沈できるが、僅差でデスラー砲をかわしてデスラー艦に突入したヤマトはモビルスーツによる白兵戦に移る。ロボットが主役なので名誉回復した加藤とコスモタイガーは今回も活躍の場がない。

 斉藤が蘇生体であることも明らかになるが、実はもう一人いるはずで、マニアの間では雪の補佐で美少女クルーの西条が有力候補らしい。本作では彼女は艦外に出ていないし、戦闘にも参加していないが桂木を刺殺しようとしたシルエットは女性で、オリキャラでストーリーに絡まないキャラなので、7章で思いっきり湿った話(両親が離婚したとか援交女子だったとか)をした後に自爆して死ぬはずで、それで雪の記憶が元に戻るのだろう。

カオルのひとこと
 ヤマトと銀河は怪しい魔改造を受けている。本土決戦を前に、銀河の艦長が実は藤堂司令官の娘だったことが明かされる。またアベルト・デスラーが狂った独裁者ではなかった、と語るキーマン。いろいろと再会の会話で適当に状況を忖度させる話である。「私は人間でありたい」と語る娘藤堂だが、前話でAI信奉者から急にヒューマニストに心変わりしたのが唐突すぎ、こうしたセリフも上滑りするばかりである。
 決戦前にトランジット波動砲というご都合主義兵器の説明があるが、そのとき、古代がズォーダーとの再度の話し合いを提案する。熱血で独断専行するタイプだった古代が変わった?と思うところだが、同じような展開が「銀河鉄道物語」にあり、主人公の学は本作の古代よりはるかに熱血独断専行男だっただけに感動があった。そう思うと、本作の古代は何をやっても空気で存在感を表せていない。そしてまたもや唐突な白兵戦は、斎藤が蘇生体であることを暴くための仕掛けでしかない。

評点
★ ヤマトに拘る理由が意味不明(小林)。
★ AI艦隊を否定する藤堂娘。いやそれは主人公の古代がなすべきことでは?(カオル)

用語解説

ズォーダー・ガイレーン・ミルの系譜
 20話でズォーダーは一品物で寿命が事実上なく、一千歳以上の生存が可能であることが分かったので、寿命のある他のガトランティス人、ズォーダーに20代仕えたゴーランドやサバイバルと異なり、ズォーダーにはクローンによる再生の必要がなく、後継者も先代も必要ないため、以前のミルが青年体でガイレーンが老年体という見解は訂正することとしたい※。が、ガイレーンは方舟の時代からズォーダーに随行しているので同タイプ、あるいはプロトタイプのズォーダーと思われるが、ミルはコスモウェーブを使える一般タイプの上位モデルである可能性が高い。

※ 後の話でやはりクローン継承であり、彼らは同型でミルは大帝候補、ガイレーンは先代の大帝と判明。