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An another tale of Z

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機動戦士Zガンダム第17話「ホンコン・シティ」 脚本:遠藤明吾

あらすじ
 ニューギニアのティターンズを叩く物資を入手するため、アウドムラは香港に向かう。香港でアムロは闇チケットを買うミライと再会し、ベルトーチカはカミーユにマークIIをアムロに譲るように懇請する。一方、日本から来たフォウ・ムラサメはサイコガンダムで香港市街を襲い、アムロはルオ商会のステファニーと接触する。

Aパート:ムラサメ登場、カラバ香港に向かう
Bパート:香港市街戦

 筆者の記憶違いか、確か前話でカラバは香港に向かうと決まったはずだが、作戦会議の場面があり、これも唐突に出てきた「ニューギニアのティターンズ基地」を叩くために香港でルオ商会から兵器を補給するという案がアムロ主導で決まってしまう。一方、格安航空券の会社の飛行機のように、ハワイ経由とわざわざ遠回りして香港に向かったスードリはアウドムラとほぼ同着で香港に到着する。たぶん冷戦時代の太平洋航路のイメージがあるのだろう。香港に着いたハヤトは入国管理官にルオ商会の住所を聞いてアムロを使いにやるがルオ商会員にブチのめされる。まるで少年探偵団みたいな展開である。

怪獣映画のような展開、もはや何でもアリ?
 その前にこの回の問題シーンとして、前々回でアムロの恋人になったベルトーチカはカミーユにマークIIの譲り受けを迫る場面がある。しかし、ここで機体を交代したら主人公の座までアムロに取られてしまうので、カミーユはベルトーチカの申し出を拒絶する。今だったらもう一台ガンダムを持って来て「ダブルガンダム」だが、それはZZの放映まで待たなければいけなかった。カミーユがサイコガンダムを奪えば全て解決したのだが。

カオルのひとこと:ゴゴゴとスードリにつり下げられてやってきた謎の巨大ロボ、パイロットは緑の髪に血の気が引いたような唇の色をした不健康そうな女性です。一方アムロはベルトーチカと、ルオ商会を訪れます。アムロの服装はいいとして、ベルトーチカのチャイナドレスは完全に趣味の世界ですね。ここで、ミライさん登場。セイラさん以外の前作主要キャラが出そろいました。

 しかし、ベルトーチカの脅迫と武器取引というにはあまりに稚拙なハヤトらは横に置き、この回の見せ場はフォウ・ムラサメとサイコガンダムである。ガンダムというのは一応リアル系の作品であった。しかし、このフォウときたらハワイ経由でいきなり香港にやってきて、あろうことかガンダムで市街地を破壊し始めるのだった。「怪獣映画か」と思ったが、これまでの疲れを感じる気怠い作風もあり、もはや何でもありになっている制作陣の疲労が伺える。後半はほとんどフォウとカミーユの市街戦であり、巨大ロボ同士の決闘で香港は廃墟になる。一応強化人間とはそういうものとして説明され、カミーユはフォウと感応する。しかし、同じく感応したアムロとの絡みを見ても、これじゃリアル系どころかサイキッカーの話である。フォウは全身から赤いオーラを発しながらカミーユを攻撃する。

カオルのひとこと:謎の巨大ロボは、いきなり香港市街地を破壊しながらガンダムを探しまわります。赤いオーラのようなものを放っている、異様な人物です。ルオ商会で袋だたきにされたアムロは身の危険を感じて名代のステファニーとともに市街地へ。巨大ロボのテレパス攻撃といい、闇社会を匂わせる組織の登場といい、なんだかB級映画のような香りがします。

 凝る場所を間違えている制作者
 筆者的に気になったのはアムロと面会したルオ商会のステファニーの言葉遣い。ウォン同様の「アグネス・チャン喋り」で、無理なアクセントがいかにも演技しているという喋りである。演技指導しなければこの喋りはないので、肝心な所はマンネリ化か説明不足のくせに、つまらないところはムダに凝っているという、当時の制作者富野氏の精神錯乱も垣間見える回である。なお、作中での香港の描写はほぼステロタイプのそれで、黒スーツに黒サングラスの男たちが裏社会を仕切り、風景は香港島らしき島はともかく、九龍は映らない。
(レビュー:小林昭人)

カオルのひとこと:作画もこの回はちょっと風変わりです。なんだかやたらにアムロの目の中に☆が光ってたり、顔に真っ黒な影が急にさしてきたり、カミーユが巨大ロボに攻撃をするとき光がスパークして、カミーユと巨大ロボに乗るフォウの着衣が突然スケルトンになったり、ところどころで異様な雰囲気を醸し出しています。それにしても、新キャラのフォウ・ムラサメの印象は強烈すぎます。「強化人間」というものらしいのですが、何が強化されているのでしょうか。むしろ精神がめちゃくちゃ不安定そうです。ロボがあれだけ巨大なら、人間が特別でなくたって戦闘で優位に立てて当然じゃないかと思うのですが…。

評点
★★ 香港市街戦は乱暴(小林)
★★ 前作を超越した展開に目が釘付け、だけど…(飛田)


関連レビュー「ZZ第17話 奪回、コア・トップ」脚本:遠藤明吾

あらすじ
 ハイメガ砲にメガライダー、新兵器山盛りの改造でデタラメに強くなった戦艦アーガマ、ガンダム3機も引き連れ、かつてない優勢でアクシズ要塞をつぶしに赴く、前方の大きなゴミ、廃棄されたスペースコロニーを見つけたアーガマは景気づけに主砲発射テストを行う。コロニーを一撃で粉砕するハイメガ砲の威力にジュドーは驚くが、アクシズにはジュドーの妹リィナがいたのだった。一方、どさくさ紛れにキャラがコアトップ(ガンダムの部品)を奪ってアーガマから脱走する。

Aパート:メッチャーのアクシズ攻撃命令、キャラ脱走
Bパート:ゴットン隊の襲撃、キュベレイ登場

コメント
 ゼータと違って話はコミカルだしパイロットは美人(エル、ルー)だし、この話はこれでいいんじゃないかと思うが、先行きが怪しくなってくるのもこの辺である。例によって「ダブルゼータが合体するまでは」と合体阻止に走るゴットンたちだが、合体すると危険だと一転アーガマ攻撃に転じる。そこに現れる謎のモビルスーツとガンダムチームを一蹴する謎の美少女の登場が次の展開を予想させる。しかし、ZZに合体してしまったところを見ると、どうもキャラの脱走は失敗したようである。それにしてもあのハイメガ砲、発射手順といい破壊力といい、どう見ても宇宙戦艦ヤマトの波動砲に見えるのだが。
(レビュー:小林昭人)

評点
★★★★  いつまでこの評価を続けられるやら。


関連レビュー「ガンダムAGE第17話 友情と恋とモビルスーツ」
      脚本:木村暢

あらすじ
 ロボコン大会に向けロボットを組み立てるアセムたち、ヴェイガンのゼハートはガンダムの秘密を探るためアセムたちと接触を図る。

Aパート:アセムに近づくゼハート、スクリーンセーバー
Bパート: アスノ家を訪問するゼハート、ロボコン大会UEの襲撃

コメント
 全く乗らないこのOP、OP前のバンダイイチャンネルのCMもセンス最悪(吐き気がするので差し替えてくれ)、「友情と恋とモビルスーツ」だとふざけんじゃねえと視聴率にカウントされないビデオ配信をクリック、毎週のお義理、いや、仕方なしにやっているガンダムAGEレビュー第17弾目。しかし、このスタッフ学園ドラマ下手だなあ、もう少し普通のものを見て勉強しろと言いたいが、すぐ後に制作者得意のスクリーンセーバー(BGM付き無言アニメ)編が、他に演出方法思いつかないのかと画面にチョップを入れたくなる。これでほぼ前半。
 で、スクリーンセーバーは制作者はよほど好きらしく、番組後半でも多用される(ロボコン大会<セーバー>)。が、制作者もこれではアニメ番組になってないと気づいたのか取ってつけたようなUEの襲撃がフリットのガンダム屋敷に行われる。後はいいやと脳のスイッチを切る。どうもゼハートの任務はガンダム奪取工作らしい。
 どの時点で何が起こっているのか、どのイベントを見せるか、時間の流れと分断を意識させるというのはそれなりに工夫が必要な話で、どの情報を与え、どの情報をマスキングするかには工夫を要する。ハッキリ言ってこのくらいの話なら最初のたるい学園ものの次のカットでカーンと鐘を鳴らしてMS大会、後半はゼハートとアセムの駆け引きでも良かった(この戦闘もかったるすぎるが)、浮いた時間は例えば親父司令官のフリットを出すとか、考えていればできそうなものである。歌を使ってシーンを短縮するのは一見うまく行きそうだが、歌はシラブルを読んでいる時間を消費する。より簡明な演出があるなら、そちらを選択すべきである。次の話も含めて3話まとめて冒頭1話で片付く話。 (レビュー:小林昭人)

評点
★★  何の話をやっているのかスクリーンセーバーな話、後半の演出は見れないことないので2つ。


関連レビュー
「宇宙戦艦ヤマト2199第17話 記憶の森から」
脚本:大野木寛

あらすじ(人類滅亡まで275日・亜空間ゲートまで12日)
 ビーメラ星で得た情報には一挙に3万光年を跳躍する亜空間ゲートの情報が含まれていた。星近郊のサブゲートに接岸したヤマトでは真田がゲート再起動の任に赴く。

Aパート:ドメル裁判、新見の回想
Bパート:ゲート工作、中原中也の詩

コメント
 「我々はすでに航海日程に35日の遅れを出しています」、島の言葉だが、今まで触れもされなかった(ヤマト遅延)それよりも驚くのはドメルを裁判するヒスの言葉、「未明に総統のデウスーラが爆破、、」、どうもドメルはヤマトを追い詰めつつ、1日でガミラスに戻ってきたらしい。亜空間ゲートがあったとしても早いご帰還である。後のゲールの話と辻褄が合わないのだが、2199ではいつものことである。ゲート後にはさらに3万光年もあり、ゲールの艦隊は6万光年を踏破するのに3ヶ月掛かっているので、この計算ではドメルがガミラスに帰れるのは短くても45日後である(はずである)。
 なお、この亜空間ゲートというのは、一応ヤマト3で登場したアイテムで、シャルバート星から急行するヤマトが用いたものである。そういうわけで、一応存在しても良いものだが、さらにトンデモなのは真田が半死人のユリーシャの脳を自動航法装置に組み込んでおり、イスカンダルの場所はまだ分かっていないという一言だろうか。この間の地球開戦説といい、どうもこのスタッフはこういう底の浅いプロットを使ってサプライズという手口が常套化しているようだが、そういうのはエヴァ語り同様もう見飽きたよというのが視聴者の率直な感想である。
 もう一つ、この話のキーになっているのが中原中也の本であるが、古代兄と真田がこの今でも忘れられている古い詩人のいったい何に感動したのか、脚本で中原の名前ばかりが挙がっていて、肝心の中身について何もないので、「ああこれは言ってみたいだけなんだな」と、白けた気分になる。たぶん、艦長室の「罪と罰」と同じく、スタッフは誰も読んでいないんだろう。そんな見え透いた付け焼き刃よりも、元になった原作18話の内容をちゃんと理解してくれと言いたくなるのは筆者だけじゃないだろう。
 最後にキモいのは「私がイスカンダルのユリーシャ」と名乗る岬百合亜、「霊感体質」という紹介でキャラ欄に書かれていたが、まさか本当に霊に憑依されるとは、これをガンダムAGEではなく宇宙戦艦ヤマトとして見ていたまともな視聴者は誰も思っていなかっただろう(AGEだったら別に不思議はない)。 (レビュー:小林昭人)

カオルのひとこと:ビーメラ星で食糧ゲットはならなかったが、かわりに亜空間ゲートというショートカットキーのようなものを手に入れる。真田決死の工作なのに、この盛り上がらなさは異常。

評点
 ダラダラした話で見ていて眠くなる。半ば義務で見てやった話。 (小林)
★★ 真田さんの死ぬ死ぬ詐欺に、大いに白ける。(飛田)


関連レビュー
「Gのレコンギスタ第17話 アイーダの決断」

あらすじ
 トワサンガに入港した諸勢力のMSはトワサンガの指図で廃品回収に従事する。アイーダはヘルメス財団の秘密を探るため金星行きを決意する。

Aパート:ゴミ拾い、名探偵ベルリ
Bパート:パララの襲撃、みんなでゴミ掃除

コメント
 特に借金もないのに、旅費に困った水戸黄門一行のようにコロニー周辺のゴミ掃除を始めるベルリ一行、前回は確か流浪の王子だったはずだがレイハントン一族は今は落ちぶれて農業と廃品回収に従事しているらしいのでそういうことになっている。一方ベルリはトワサンガの挙動から入港したクンパ大佐が実はトワサンガ人であることを見破る。水戸黄門の次は名探偵コナンと言った感じだが、そこを大佐の命を受けたパララがトワサンガのMSザックスで襲いかかる。が、そこにドレッド軍のロックパイが仲裁に入り、ゴミ掃除がヘルメス財団の船(カシーバ・ミコシ)を迎えるための掃除作業であることを伝える。諸勢力は一時休戦し、敵も味方も掃除作業を始める。その間にロルッカの詰問で「ヘルメスの薔薇」の技術を流出させ、地球に軍拡競争をもたらしたのが大佐であることが明らかになる。
 ヘルメス財団の名はザンクト・ポルトでクリムがドレッドの野望の一端として名前だけ明らかになっていたが、それが何なのか明確な描写はなく、どうやらフォトン・バッテリーの運搬に関係していることは分かる。地球ではこのバッテリーの供給はキャピタルが独占しており、そのキャピタルもトワサンガに依存していることが明らかになったが、今度はトワサンガが財団に依存していることが分かる。となると、この財団が全ての鍵を握る存在となるが、ここまで分かる前にたいていの視聴者は見るのを止めてしまうだろう。
(レビュー:小林昭人)

カミーバ・ミコシ:フォトン・バッテリーを運ぶヘルメス財団の大型輸送船。実はレイハントン家以前のソレル家の王室船ソレイユであり、その改装船か後継船と思われる。かなり大型の船で戦艦メガファウナやアメリア、トワサンガの戦艦よりはるかに巨体だが、元は戦艦というもののかなり古い船なので戦闘力はそれほどでもない。スコード教の聖遺物でもあり、元のソレイユは青白色の優美な外観の船だったが、ソレル家を継いだハイム家(=レイハントン家)により過剰に装飾がなされ、船体色もピンクに塗り替えられた。荒廃した地球救済のための船だが、ハイム家は元々地球の鉱山事業者の出身で、地球人の習慣や嗜好を熟知していたことから、フォトン・バッテリーの供給事業を行う際に外観を地球人好みに作り替えたものと思われる。この船のザンクト・ポルトへの入港は降臨祭として全地球圏で祝われる。それ自体には惑星間航行能力はなく、金星への移動はより大型の惑星間航行船クレセントに収容されて移動する。完全に象徴的な物体のようであり、作中で船に乗員がいる描写は見られず、マスクなども容易に乗船して操船できるようである。

評点
 次から次へと話を逸らすのは知的ではなく中二病。


関連レビュー
「コスモウォリアー零第9話 悲しみの星」

あらすじ
 大量のデスシャドウ号の出現に疑惑を抱くゼロ、彼をハーロック討伐に差し向けた地球連邦の議長は連邦の秘密を教え、一人総督府に戦いを挑む。

Aパート:デスシャドウ団出没、敵母艦出現
Bパート:ラーメタル星の女、議長の死

コメント
  「総督府が偽デスシャドウを使って人間狩り」、唐突に披露されたゼロの推理に「ハア?」となる第9話、どうもゼロと愚連隊の乗組員にはすぐに分かったらしいが、今まで一度も説明がなされず、それらしき描写も全く無かったために、ほとんど説明台詞で済まされる重要事項に置いて行かれた気分になる。
 で、こちらは偽デスシャドウ軍団を率いる敵母艦、銀河総督とヘルマティアが何やら不穏な会話をしているが、どうもハーロックをやっつけるにはゼロが必要だが、今やゼロは問題ではなく、テクノロジアとかいう星が問題らしい。その後、人間狩りの死体を投棄している偽デスシャドウを見て怒り狂う石倉の独演トークが約1分。それからクルーは捨てられた死体の星、おそらくはメーテルの故郷ラーメタルに上陸し、死者を悼んでいる青い服の女、若い時代のメーテルに面会する。意味不明のすれ違い会話の後、メーテルは敵の最終目標がテクノロジアであることを教える。一応、松本作品で登場するメーテルに縁のある全球氷漬けの星でタイトルにも相応しいものといえばラーメタルしかないので、ここではこの星はラーメタルであるとしておく。ずいぶん荒れているが作った側もそのつもりだろう。
 総督府を裏切り、敵の正体とテクノロジアの所在をゼロに教えた議長は射殺されるが、死の間際に彼女もまた機械人間であったことが明らかになる。どうもこの時代の地球は機械化人でないと生きていけない社会のようであり、これは大事なことだと思うが、もうすぐ最終回なので、そのあたりは適当に流れて済まされてしまう。
(レビュー:小林昭人)

作品キャラ・用語紹介

アクセルーダー
 セントエルモ砲の暴走でフェイズに殴られて気絶した前航海長(野村)の後釜の新航海長。機械人間だが前任者より落ち着いた性格で、操縦の技量も確かである。ウルトラマン顔の顔つきなど2話で反抗して石倉に狙撃された機関部員の機械人間に酷似しているため、元は機関士で修繕後航海長に昇格した可能性もある。そのため石倉とは仲が悪いが、2話と同一人物ならリーダーシップに富む上に能力も人間性も石倉の百倍はまともな真人間の機械人間。

フェイズ
 農村顔のカールおじさん風の容貌の火龍の通信士で、セントエルモ砲暴走以前の艦橋がほぼ人間クルーで占められていた時には航海長の野原や雷、そして石倉の陰湿なイジメを受けていた。後にアクセルーダーが加わったため差別は緩和されたが、通信士というポジションのため、比較的言動が表に出ることが多い、実直で生真面目な機械人間。

評点
★★★ 説明を根気よく聞けば、色々な謎が明らかになる回。


その他のZレビュー
「機動戦士Zガンダム回顧録」 Z第17話レビュー
「パラレルユニヴァース」 Z第17話レビュー


関連リンク
An another tale of Z 第17話紹介
An another tale of Z 第17話「大統領暗殺」(本編)

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