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機動戦士Zガンダム第16話「白い闇を抜けて」 脚本:鈴木裕美子

あらすじ
 カミーユとシャアを宇宙に帰すため、ヒッコリーのカラバ基地に向かうアウドムラ、一方、ティターンズの指揮を離れたブランはカラバ基地の所在を掴み、アッシマーで総攻撃を掛ける。シャアとカツはシャトルに乗り込み、地球から離脱する。

Aパート:ヒッコリーに向かうカラバ
Bパート:アムロ復活、ブランやられる

 冒頭にドロドロドローンと悪の飛行機登場、ウッダーとの会話でアッシマー乗りのブラン氏はティターンズに強制合併された連邦の人だと分かる。追撃を中止してティターンズに手柄を譲るようにとの要請を無視してニュータイプ研究所に連絡を取る。エウーゴの敵は結構不協和音があるようである。

アムロ復活、今回の翻弄キャラはカミーユ
 で、次のカットはやはりアウドムラ、「女の愛撫で男が奮い立つなら、女はそれをすることもあるのよ」で奮い立ったアムロはニュータイプに目覚め、シャアにディアスを要求するが断られる。「エウーゴで開発したものだ、あれこそ置いていけない」、格納庫にずらりと並んでいるネモもエウーゴが開発したものだが、これは置いていっても良かったらしい。そこでヒッコリーに到着し、シャアは百式と一緒にシャトルに乗り込む。そこにブランのアッシマーがアウドムラを襲う。

カオルのひとこと:アウムドラを追ってくるブラン、副官のウッダーはティターンズの制服、ブランはティターンズ印はあるけど連邦の制服。所属がよく分からないまま、話は進んでいきます。一方アウムドラではやる気のないアムロに色仕掛けで迫るベルトーチカ。あっという間にお手軽カップルが一組ご誕生。ええとこ見せようとやる気になるアムロですが、乗るモビルスーツがなさそうです。あんなにたくさん降下してパイロットだけ宇宙に帰したというのに…。いじめでしょうか。

 この作品、キャラ設定が固まっていないせいか、話ごとに急に無能になったり初心者になったりするキャラが出るが、前回はカツであった。今回はカミーユにお鉢が廻り、7話のライラみたいにカミーユはブランに翻弄される。「わー」とか「きゃー」とか言っているから本当に怖かったんだろう。本当にブランにやられそうになり、カミーユはファを妄想する。一応本命らしい。一方アムロはハイザックを撃ち落とし続け、ついでにアッシマーまで片付けてしまう。そして帰艦したアムロはベルトーチカとこの日四回目のキスをするのだった。前話ではモビルスーツが怖いとかウジウジしていたが復活は早かったようだ。 

カオルのひとこと:なんだかんだ言っても、乗ってしまえばこちらのもの。カツを乗せてリック・ディアスで出撃したアムロ、クワトロとカツをシャトルに乗せると、華麗にカミーユのガンダムMk-IIとの競演です。気合いがボケているとか後ろにも目をつけろとか、先輩風を吹かせて無茶な指示を出しまくり。

 5話も続いたジャブロー作戦の後始末
 ヒーロー復活という燃える展開なだけに話的には降下作戦の11話に並ぶ面白さだが、作画は不統一が11話よりも目立ち、バズーカを撃ったのに着弾する時にはビームだったとか、バルカンも同じとか、アッシマー初登場の13話よりも質が下がっているような気がする。わずか3話前の話だけに、この辺何かあったのかなという不統一さである。一方、キャラ画の方は今までよりも統一が取れていたから、問題はやはりメカ作監だろう。しかし、侵攻作戦が11話でシャアが宇宙に上がったのは16話で、実はここまでは全部ジャブロー作戦の後始末の話である。そしてアウドムラは香港に向かう。
 この回ではゼータでは初めて過去作のカットが挿入されている。これでようやくこの作品はファーストの続編と分かるのだが、それまでの話を考えるに、これは違う宇宙の話と思えるような場違い感もあった。そもそも回想シーンのあの仮面男がクワトロというのが今だに信じられないし、彼が善人というのはもっと信じられない。
(レビュー:小林昭人)

カオルのひとこと:タイトルに「白い闇をぬけて」とある通り、霧に包まれたカラバのヒッコリー基地に、シャアとカツ、カミーユを送り届けようとするアムロの奮闘、ひさびさにワクワクする展開ではありました。それにしても、その動機が何と言うか、女の愛撫に奮い立ったから?とかいうのが陳腐というか、ノリが軽いというか。エウーゴもカラバも、軍隊というよりはサークル活動みたいな感じなんですよね。サークルで、ゲリラ活動やってます!みたいな。だから、同じ恋愛感情がらみの戦いであっても、「マチルダさん」への恋慕で奮闘したファーストのアムロとは、似て非なるショボ〜い戦いなのでした。

評点
★★★ アクションで多少は評価(小林)
★★★ アムロ復活で燃える展開、過去は重いが動機は軽い?(飛田)


関連レビュー「ZZ第16話 アーガマの白兵戦」脚本:遠藤明吾

あらすじ
 グレミーの戦艦ミンドラを追うアーガマはラビアンローズで改造を受ける。アーガマに乗り込んだキャラは洗濯女に落とされ、ジュドーがリィナ奪還を誓う。一方、エウーゴの幹部メッチャーはゴットンに捕まり、メッチャーを利用してゴットンはアーガマ奪取作戦を実行する。

Aパート:ジュドーのアジ演説、メッチャー登場
Bパート:アーガマ白兵戦、ジュドー対ゴットン

コメント
 ここ3話ほどの「目立たない」話にブライトとエマリーの不倫話があるが、ついにエマリーがブライトに告白する。大人の恋愛を気取りつつ結構不器用な彼らだが、メッチャーの拷問(別にしてない)を始める「エンドラ隊」の皆さんが笑わせてくれるので話は次に進む。やっぱりエンドラはマシュマーの艦だったと思わせるエンドラ隊の活躍だが、同時に洗濯女をしていたキャラも脱走を試みる。知らない間にゴットンとキャラができていたというわけのわからない話もあり、「ブリッジを乗っ取ってもアーガマを乗っ取った事にはならんぞ」と不倫2人にブライトもわけのわからない応酬をする。結局奪取作戦は失敗するが、最後は冒頭の不倫話で締めになる。いつものドタバタ劇である。 (レビュー:小林昭人)

評点
★★★★  この路線でずっとやってくれれば、、


関連レビュー「ガンダムAGE第16話 馬小屋のガンダム」脚本:日野晃博

あらすじ
 フリット編から25年後、先代からAGEデバイスを託されたフリットの息子アセムはコロニーを襲撃するUEを迎え撃つ。

Aパート:フリット司令登場、AGEデバイス相続
Bパート: UEの襲撃、ガンダム起動

コメント
 新展開だというのに少しも心が踊らないガンダムAGEアセム編、主題歌も期待できそうにないな。いきなりヴェイガン(UE)撃滅とか全滅などとのたまう極右になったフリットに思わず笑いが込み上げる。それでどっかの学園編、フリットの息子アセムが不良をブチのめすシーンが続く、やっぱ学園もの作り慣れていないスタッフだからな。最初から学園一の美女にモテモテのアセム氏、展開強引だぞとここでも笑いが。そこでフリット一家の団欒シーン、バルガスまだ生きていたのか。そこでフリットから先祖伝来のAGEデバイスを受け取る。「どんな時でも肌身離さず持っているんだ」というが、ゲイジングデバイスは防水だったのか。
 翌日謎のヴェイガンの転校生(ゼハート)が現れる。それにしてもフリットの学校は風紀良くないな、早速ゼハートと不良グループのケンカが始まる。実はゼハートはUEのスパイで、彼の手引きでUEのモビルスーツがやって来る。それにしてもUEって先代の時代からゴジラとか怪獣みたいな襲撃しかしないんだな、無意味に市街地を破壊するUEのモビルスーツ、そこでケガした彼女ロマリーの目前でアセムのガンダムが出動する。しかし25年前の骨董品が最新UEに通用するんだろうか。とにかく勝ったので次のステージへ。
 とまあ、こんな感じの話の流れである。途中から眠くなってしまった。それにしてもバルガスって世代が変わってもバトルの実況中継しかしないんだろうか。「○○××じゃあ!」、隣にいるのがエミリーからロマリーに変わっただけである。こりゃ三代目(キオ)行くな。
 正直、オープニングみたいな話はさっさと終わらせてくれと(一度見たし)、次の話は要らないからすぐに続編で良いんじゃないのと思わせる新展開、それと学園のアイドルの前でさっそうと見せ場よろしくモビルスーツ起動なんてまるで中学生の書く小説で、俺だったら避けるだろうなと思いつつエンド。フリットはエミリーと結婚したらしい。

 個人的に嬉しかったのは先代フリット編からナレーションを続けている声優の井上和彦氏、20年前のジェリドやレイズナーのエイジをやっていた頃と声質がまるで変わっていたので、「なんで?」と思っていたが、これは演技で、どうもフリット(成人)役では元に戻るようである。つまりは演じ分けで、大人フリットは「ジェリド司令官」と思えば何となくノスタルジーが、この井上氏の他にも山寺宏一など声優のレベルは20年前とは格段に違っている。歌はOPもEDもNG、先代はEDだけは聞けたが、今回以降はチャンネルを廻した方が良さそうだ。 (レビュー:小林昭人)

評点
★★  取って付けたような学園物がかったるくNG。


関連レビュー
「宇宙戦艦ヤマト2199第16話 未来への選択」
脚本:出渕裕

あらすじ(人類滅亡まで287日・ビーメラ星に11日)
 主題歌が変わり、ドメルの包囲網を突破したヤマトは食料採集のため惑星ビーメラに到着する。沖田は再び倒れ、指導者のいなくなったヤマトではイズモ計画派が決起する。

Aパート:ビーメラ到着、イズモ派決起
Bパート:謎の古代遺跡、古代の逆襲

コメント
 この回から主題歌が変わるが、「戦わないヤツは許せない」とか、これを「宇宙戦艦ヤマト」と考えたら全然合っておらず軽薄なメロディと歌詞でも、これが「ガンダムAGE」だと思えば受け容れられないことはない。話の方は戦いも終わり、新見らが島を抱き込む場面で、またいつものGdGdタイムである。そもそもクーデターを起こすつもりなのに、計画とか全然説明しないので、見ていてもこれは気怠いのである。
 何で深刻な陰謀計画が触りだけでも語られているのに緊迫感がないというのは、このビーメラという場所、作品の説明だけでも地球から何万光年も離れており、新見の言うようにヤマトの航海が達成が極めて困難だとしても、選りにも選って「こんな場所」で移住計画をぶち上げるとは誰も思わないからである。地球で波動エンジンを積んだ宇宙船が建造されているとか、ヤマト級の戦艦がウン十隻あるというならともかく、ここでクーデターと言われてもちょっとという感じである。そういうわけで、イスカンダルへの航海以上に実現不可能な計画に熱を上げる新見が実に滑って見える。
 意外性のあるのは、「島が裏切った」くらいの話だろうか。その島も「日程が遅れているから」とか言っているが、前作に比べれば日数はまだ余っていた(275日)。そもそも前の話ではビーメラ立ち寄りは同じ島の「日程に余裕がある」からではなかったのか。それ以前の話でもヤマトの日程が遅延しているという話はなく、ここでいきなり言われてもこじつけとしか受け容れようがない。
 スターシャの言葉を聞いた伊東の「所詮イスカンダル人もガミラスと同じ穴の狢」という発言も変である。遊星爆弾を落とすガミラスと、ヤマトに困難な旅を求めただけのイスカンダルのどこが同じ穴の狢なのか。このスタッフはあからさまな悪意と試練の区別もつかないのかとその読解力の低さに呆れてしまう。そういうわけであるから、ラストは何の前振りもなく森雪が古代に抱きつき、これだけは元にした原作16話を踏襲しているが、本当にそれしか理由がない場面である。 (レビュー:小林昭人)

カオルのひとこと:ビーメラ星で古代らが食糧採取する間に新見とまさかの島が反乱。いまだ机上の空論の移住計画にしがみつく新見のしつこさにびっくり。百合亜の妄想にも拍車がかかってヒドイ。

評点
★★ 宇宙戦艦ヤマトを使った単なるコント、これならドリフの方がマシ。いや、こんな出来ではドリフに失礼だ。(小林)
★★ 結局、ビーメラ星で食糧補給は出来なかったようだが、別にそれは良かったのか?(飛田)


関連レビュー
「Gのレコンギスタ第16話 ベルリの戦争」

あらすじ
 トワサンガに到着したベルリ一行はレジスタンスに会い、バルバロスからGセルフとレイハントン家の秘密を知る。

Aパート:レイハントン家の秘密、ガランデン到着
Bパート:ベルリ怒る、ベルリの反発

コメント
 トワサンガに上陸したベルリたちは反ドレッドのバルバロスからレイハントン家とGセルフの秘密を知る。ベルリとアイーダはレイハントン家の王子と王女で、それぞれ捨て子としてゼナム家とスルガン家に預けられたという事情を知ったベルリは想い人のアイーダが実は姉であったことを知る。で、前回忘れられたマスクはいつの間にかザンクトにいた大佐も同行させ、やはりトワサンガに入港する。そもそも前々回でトワサンガ征服の野望を語っていたので、突然いなくなっていたことには違和感があった。あと、ベルリらを追撃していたマッシュナー隊はすでに入港して配置についており、前回捕まったクリムらは釈放されている。
 要するにこの話は前回で話の展開を間違えたことの辻褄合わせで、そもそも前々回でマスクはトワサンガに向かったはずであった。が、前話で行方不明になってしまっており、ドレッド艦隊を襲撃した彼はどこへやら、後続していたはずのメガファウナとサラマンドラが先行し、ドレッド艦隊に追撃されていた。で、その辻褄合わせのために丸々三分の二話を消費し、話らしい話は何もない。前回のまま進めるとベルリらはベルリで別の話が展開されてしまったからだ。
(レビュー:小林昭人)

レイハントン・コード:トワサンガのレイハントン家は以前の同国の支配一族(王家)であったが、クンパ大佐の跳梁と対立するドレッド家の策謀によって滅亡し、王子と王女はそれぞれ地球に亡命した。その養父母がアイーダのスルガン家、ベルリのベナム家であり、双方ともアメリア、キャピタルの名門だが、つい近年までレイハントン一族の存在はトワサンガでも不明のままであった。Gセルフはトワサンガ王族用に建造された機体であり、そのコンピュータにはレイハントン一族の遺伝情報(具体的にはベルリの実父母)が記憶されている。レイハントン家はヘルメス財団の創設にも関わる名門のため、その伝承者であるGセルフは高性能のほか、VIPを財団のある金星に高速で移動させるためのチューンアッププログラムも仕込まれている。これは財団の惑星間航行船(クレセント)と連携することで同船の能力を30%引き上げるプログラムである。レイハントン家の一族が登場した場合、Gセルフは通行手形のような金色の御札を搭乗者に発行するが、これは伝承者Gセルフが搭乗者を正式な王族と認めた証である。これら一切合財を含めたソフトウェア・ハードウェアの体系を「レイハントン・コード」と言い、ヘルメス財団に関係するビーナス・グロゥブのフラミニアの指導の下、エンジニアのバルバロスとビスケスがこれを製作した。

評点
 中身のない話、所詮辻褄合わせ。


関連レビュー
「コスモウォリアー零第8話 マリーナ永遠の想い」

あらすじ
 戦艦火龍のコンピュータ室が爆破され、疑いを掛けられたマリーナはヘルマティアを追って故郷の惑星ミライセリアに辿り着く。

Aパート:コンピュータ室爆破、ヘルマティアの策略
Bパート:マリーナ脱走、ゼロの愛

コメント
  ようやく副長の正体が明らかになる回。人間でないことは分かっていたが、彼女は惑星ミライセリアの水人間の一族で、惑星が干上がって生きられなくなったため体を機械化したミライセリア人だったということだが、この水棲生物の仲間は案外と多く、そもそも当座の敵の銀河総督もそうだし、その総督と戦うためハーロックに会同したルビア将軍もミライセリア人である。どうも宇宙規模の侵略を企図しながら、実際のメタノイドはチマチマした侵略しかしていなかったらしい。
 ある意味バレバレだった副長よりも興味深かったのは戦艦火龍のニヒルなドクターで、「正確な施術で患者の生命を守るため」、自ら機械化したと機械人間になった動機を語るが、実は本作初の生まれが地球人と分かる機械人間である。マリーナの星はどうもヘルマティアに騙されて全員機械化したらしい。それにしても艦底にヘルマティアの宇宙艇がしがみついていても気づかず、至近から飛び去っても撃墜さえできない戦艦火龍のクルーを見ると、ドクターに倣って(無能な)こいつらも機械化した方がと思える。
 これは作品にとっては運が良かったと思うのだが、テーマ曲が中島みゆきの「時代」で、エンディング曲が白鳥英美子の「The Book of Life」と透明感のある曲が使われているのは、ヒロインのマリーナに合わせてのものといえ、前者はムダに豪華だが、後者についてはトンデモな展開の多いこの作品では唯一評価できる部分で、作品のイメージを決める名曲となっていたことは良かったことである。
 これまでそうなる必然性も説明も成り行きもあったとは思えないが、この回でゼロはマリーナに愛を告白する。なお、彼女の回想に登場するミライセリアの指導者はまんま銀河総督で、議長にハーロック討伐を指図している悪人そのものなのだが、この世界では都合の悪いことは知らなかったか見なかったことにできるので、「俺にはお前が必要なんだ!」というゼロとの愛に悩むマリーナは肝心要のボス敵の情報は結局ゼロには伝えずに済ませるのである。
(レビュー:小林昭人)

作品キャラ・用語紹介

シルビアーナ
 惑星ヘビーメルダーで賞金稼ぎを営む銀髪の若い女で、劣化シャロン・ストーン。一応目標は打倒ハーロックだが、実力はエレン(シャロン)に遠く及ばず、色仕掛けでトチローを罠にはめたものの(氷の微笑)、アイスピックを忘れたため、ハーロックとの決闘では手も足も出ずに軽くあしらわれた。一応お色気要員だが、陰のない性格の上、松本零士の硬い線では余り魅力的なキャラとは言えず、セクシーさでもヘルマティア、マリーナに遠く及ばない。銃の腕よりも口八丁手八丁のだまし討ちを得意とし、外伝でもハーロックを追って惑星サルマタケに出没した。

ハンター将軍
 3話でステーションを襲った宇宙海賊の頭目、メタボ体型で左目を髪で隠している。手抜き作画の典型。下品で冷酷な典型的なB級悪役で、登場は1話だけだが、言動行動のあまりのショボさから多くの視聴者に視聴を3話で見限らせた張本人。人間を名乗っているが、実は機械人間。1話で退場すれば良いものを、外伝でも悪ボスとして登場し視聴者を呆れさせた。意外と知能犯で、3話では人間航海長の野村や雷、そして石倉といった戦艦火龍の過激派分子を甘言で丸め込んで建前主義者のゼロに反抗させる戦果を挙げた。3話におけるセントエルモ砲暴発事故の犠牲者だが、なぜか外伝でも登場し、相変わらずの小悪党ぶりで視聴者をウンザリさせた。

評点
★★★ 「俺にはおまえが必要なんだ!」で他に誉めるところもないので、とりあえず★3つ。


その他のZレビュー
「機動戦士Zガンダム回顧録」 Z第16話レビュー
「パラレルユニヴァース」 Z第16話レビュー


関連リンク
An another tale of Z 第16話紹介
An another tale of Z 第16話「陰謀のトライアングル」(本編)

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